あやかしごはん 音楽集 の感想

【おててぱっちん、いただきます。】
CDのオビから泣かせてくれます。あやかしごはんの音楽集です。

壮大な曲で豪華に振る舞わず、奥ゆかしくて誰もが胸の奥で「懐かしい」と感じるメロディを提供してくれる一枚でした。(収録時間は約６３分です)
※説明の方で重複していますがOP、EDの「その残響は、憧憬」と「おかえり。ただいま。」はショートバージョンのみなので間違えのないように気をつけてください^^

緩やかに過ぎていく紅葉村での他愛のない日々。
暖かなごはんを家族と囲む幸せ。
人とあやかしとの一度きりの恋を、優しく切なく愛おしくプレイした人をサウンドで迎えてくれます。聞いているうちに紅葉村に帰りたくなります(苦笑)

一目瞭然にカズアキさん描き下ろしのストーリー性あふれるジャケット絵も素晴らしいです。心をつかんで離しません。
明日が来ることを疑わない綴くんの目線に合わせて手を握り返す吟さん。
カズアキさんからの作品の真相を触れた人へ託したメッセージにもとれて想いを巡らせずにはいられませんでした。

ブックレットも音楽と絡めた(１人各１P)主人公との交流を仲睦まじく綴られたSSを六人分収録。
ソフト発売後にカップリングで公に出会えるのが最速だったので、じゃれあっている様子(いろいろと甘酸っぱいです)に読んでいて嬉しくてしょうがなかったです。
最後のページは音楽集に深く携わったMANYOさんと結月そらさんのコメント有。曲や歌を辿るだけでも関わる人達にどれだけ大切にされていたのか胸にじんときます。

サントラはドラマCDやキャラソンと違い人を選びやすいのですが、
音色の調べからさらに見えてくるあやかしごはんの魅力は、この作品を大好きな人への満足(価格も優しくて○)と幸せを運んでくれると約束できる一枚です。