ジャズ・スタンダード・セオリー ~名曲から学ぶジャズ理論の全て (CD付) の感想
参照データ
タイトル | ジャズ・スタンダード・セオリー ~名曲から学ぶジャズ理論の全て (CD付) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 納 浩一 |
販売元 | リットーミュージック |
JANコード | 9784845623990 |
カテゴリ | エンターテイメント » 音楽 » 音楽理論・音楽論 » 音楽学・音楽教育学 |
購入者の感想
この本は、著者もFBなどで「初級者向けの気楽な理論書」と言っていますが、完全な初級者には向きません。
むしろ「基本的な音楽理論は理解しジャズ理論もある程度は齧ったけれども、いまひとつよく分からない部分が多い」というようなジャズ理論中級者にぴったりだと思います。
まず使えるスケール(アベイラブルノートスケール)を判別するためのアナライズの知識として、本編の前半のほうでサブドミナントマイナーについて、詳しく説明してくれているという点が中級者向きです。
オルタードやリディアン7thなどスケール自体はなんとなく分かるし、モード(チャーチ)スケールの使い分けも分かるけれど、曲を分析して、II-V以外のノンダイアトニックなコードでつまずくのが、このサブドミナントマイナーだからです。
これを理論書の最初のほうで、ここまで明快に解説してくれている本は他には見たことがありません。
またしっかりとモードの説明まで解説してくれていて、理論オタクや研究者になるのではなければ、かなり十分な内容を学べます。
ただ、音程(度数)やコードの基本的な知識がない初級者にとっては、かなりハードルの高い本になるでしょう。
むしろ「基本的な音楽理論は理解しジャズ理論もある程度は齧ったけれども、いまひとつよく分からない部分が多い」というようなジャズ理論中級者にぴったりだと思います。
まず使えるスケール(アベイラブルノートスケール)を判別するためのアナライズの知識として、本編の前半のほうでサブドミナントマイナーについて、詳しく説明してくれているという点が中級者向きです。
オルタードやリディアン7thなどスケール自体はなんとなく分かるし、モード(チャーチ)スケールの使い分けも分かるけれど、曲を分析して、II-V以外のノンダイアトニックなコードでつまずくのが、このサブドミナントマイナーだからです。
これを理論書の最初のほうで、ここまで明快に解説してくれている本は他には見たことがありません。
またしっかりとモードの説明まで解説してくれていて、理論オタクや研究者になるのではなければ、かなり十分な内容を学べます。
ただ、音程(度数)やコードの基本的な知識がない初級者にとっては、かなりハードルの高い本になるでしょう。