僕のヒーローアカデミア 7 (ジャンプコミックスDIGITAL) の感想

ずっと成長できないそんな深い心境まで描かれています。
なんだか自分と重なる部分があって心に響きました。

前巻からのステインとの戦闘に決着がつき、ヴィランとの戦いはひと段落します。
そしてとうとう期末試験が始まりますが、演習試験では「おおっ！ついに！」という展開が待っています。お楽しみに！

さらにオールマイトから「ワンフォーオール」の過去とオリジンが語られますが、今までヴィラン連合に影から指示を与えてきた、多分この作品のラスボスになるであろう「オールフォーワン」が顔を見せます。この二つの個性の対照感が自分的には最高ですね。

何よりこの巻の見所は表紙の通り爆豪だと思います。それこそ「ただの道端のいしっころ」程度にしか思ってなっかったデクの謎の個性の発現に対し、これまでも度々苛立ちを見せてきましたが、今巻ではグラントリノとの特訓でさらに「ワンフォーオール」を使いこなせるようになったデクに対して嫉妬とも羨望とも表現できないなんとも言えない感情を持っています。そしてその感情を歪んだ形でしか表現できない爆豪に、ちょっと共感してしまうところもあると思います。ここらへんの心理描写はさすがですね。

今巻も今まで通り熱い展開になっています。是非読んでみてください！

’英雄’の正義と、揺るぎなき悪の論理が対峙する。
ゾックゾクします。最高です。

物語は職場体験編、vsステインから再び学校編へ。
その過程でUSJ襲撃時より垣間見えていた、ヴィラン連合の「優秀な指導者」を含め、
物語の核心に近づく情報が少しずつ明らかになる。

日常の明るくポップな雰囲気から、大迫力で重厚、かつ時に背筋が凍るような場面まで
まさに本作品の’幅の広さ’が十分に堪能できる一冊。

★単行本を週刊派の人にもおススメしたい！
その要素として
・登場人物紹介や目次が毎度「描き下ろし」！
・THE・空きページをうめようのコーナー！etc
メインキャラの紹介のみならず、ほんの一コマしか出てこないキャラのサイドストーリーまで
たっぷりと練られており、この世界観を堪能できます。
いつもは楽しい中心ですが、今回は少しぞわっとする場面も。
読んでいて「この作者は本当にマンガというものが好きなんだなぁ」と感嘆。

★「表情」がとにかくスゴイ・・！！
主人公だけでなく、轟、飯田、そして爆豪など
生徒たちの’ヒーローになるまでの過程’がストーリー全体を通じて
丁寧に、熱く描かれていますが、その根幹になっているのがこの表情の表現じゃないかと。
喜びだけじゃなく、迷い・苛立ち・葛藤を経て’覚悟’をへ至るその変遷は必見です。

★相変わらず小ネタも楽しい。
ィ　ヌウッ

こーゆーの大好き。

文句なし、星5つです。