王妃カトリーヌ・ド・メディチ (福武文庫) の感想
参照データ
タイトル | 王妃カトリーヌ・ド・メディチ (福武文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 桐生 操 |
販売元 | ベネッセコーポレーション |
JANコード | 9784828857244 |
カテゴリ | ノンフィクション » 思想・社会 » 戦争 » 虐殺 |
購入者の感想
後の絶対王政の時代と違って、王侯貴族も決して優雅で贅沢な宮廷生活を送っていたわけではなく、暗殺、戦争、宗教対立など、絶えず起こる災難にいつ命を落とすか分からない、荒々しい時代だったことがよく分かります。
そんな時代に、統治能力に欠ける息子たちを支え、政治的に大きな役割を果たしたカトリーヌ。悪女のイメージが強いことは否めませんが、彼女がどんな思いで権力を握り、必死に生きたかがよく分かる一冊です。巻末の篠沢秀夫さんの解説もよかったです。
それにしてもカトリーヌは、嫁のメアリー・スチュアートや夫の愛人ディアヌ・ド・ポアチエなどと比べると、美人ではなく、性格的にもどこか暗さを感じさせるばかりに、かなり損しているような気がします。
そんな時代に、統治能力に欠ける息子たちを支え、政治的に大きな役割を果たしたカトリーヌ。悪女のイメージが強いことは否めませんが、彼女がどんな思いで権力を握り、必死に生きたかがよく分かる一冊です。巻末の篠沢秀夫さんの解説もよかったです。
それにしてもカトリーヌは、嫁のメアリー・スチュアートや夫の愛人ディアヌ・ド・ポアチエなどと比べると、美人ではなく、性格的にもどこか暗さを感じさせるばかりに、かなり損しているような気がします。