「正義」は決められるのか? の感想

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タイトル「正義」は決められるのか?
発売日販売日未定
製作者トーマス カスカート
販売元かんき出版
JANコード9784761271268
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 哲学

購入者の感想

滅多に行かない哲学書のコーナーで、たまたま発見、
パラパラめくってみて、即買いとなった1冊です!

内容ですが、手っ取り早く、
Amazonさんの内容紹介から抜粋させていただきました。

【商品紹介より】
路面電車が暴走している。このままでは線路の先にいる5人がひき殺されてしまう。
切り替えスイッチを押して電車を待避線に誘導すれば5人は助かるが、
待避線にいる1人が死ぬ。

さて、5人を助けるために1人を犠牲にすることは許されるのだろうか?
舞台は2053年、サンフランシスコ。路面電車の進路を切り替えて5人の命を救った女性が、
待避線にいた1人を殺した容疑で裁判にかけられる。
検察、弁護士、大学教授、心理学者などさまざまな立場からの意見が交錯するなかで、
「世論の法廷」の陪審員たちは(そして、あなたは)どんな結論を下すのか。

サンデル教授の白熱教室で話題を呼んだ倫理的ジレンマを、
現代のドラマとして巧みに描きだした哲学フィクション。
(ここまで引用です)

面白いのは、この女性の行動の可否(有罪か無罪)を問うだけではなく、

・女性が歩道橋の上から見ていたとして、
そばに居た“太った男を突き落として”電車を止め、
5人を救い出した場合はどうなのか?
・医師が、怪我をして運び込まれてきた急患5人(臓器移植が必要)を助けるために
 6人目に運び込まれてきた“無傷”の人間からそれぞれ臓器を取り出し、
5人を助けた場合は、どうなのか?
・女性自らが待避線で動けない状況にあり、
自ら切り替えスイッチを操作出来る状況にあったら、
その女性は5人を助けるために自らの命を落とす判断を下すのか否か?
・陪審員の一人として、待避線に居るのが“自分”だったらと置き換え、
電車の進路を切り替えたという判断を果たして正当化できるのか否か?
・線路の5人、又は待避線にいる1人のどちらかに知人が居たら判断は変わるのか?

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