ミクロ経済学入門 の感想

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参照データ

タイトルミクロ経済学入門
発売日販売日未定
製作者西村 和雄
販売元岩波書店
JANコード9784000021937
カテゴリビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済学 » ミクロ経済学

購入者の感想

2年前に購入し、永い眠りを経て、やっと読みきることが出来ました。レベル的には超初級のマンキューさんの1,5段位上かな。
確かに、微分や偏微分を避けている分、非常にわかりにくいです。微分などは私のような文系出身の学生でも
ちゃんと習っているし、そもそもさしあたり必要なのは微分の超初級。それに、偏微分も、習ったことはありませんでしたが、
一言説明を受けたら簡単ですし…一方でZ軸まである立体グラフを平気で連発しつつ、XY平面以下の説明スペースしか設けない
など、ちょっと謎です。具体例もやや少なく、例えばギッフェン財ってどういうやつなの?って何にも書いてありません。
インターネットで調べて、やっとわかったわかった、という感じです。問題も、もう少し計算があってもいいかもしれませんね。
ただ、どの経済学の授業を受けても参考図書・教科書として挙げられる大御所さんの一冊で、確かに一冊で学部レベルの
経済学をきっちりカバーしてくれていて、もっていれば安心、一度我慢してやりきれば安心の一冊かもしれません。
わたしは、マンキューや林敏彦のミクロ経済学など、やや簡単なものと比較したり、インターネットのミクロ経済
お勉強サイトと対照したりしながらやっと一冊読み終えました。
数学苦手の文系の学生にとっては、レベル自体、ハードルは高いけれど絶対無理、ってほどでもないです。
むしろこれで説明が丁寧親切だったらちょうど文系ぴったりレベルだと思います。
結局わかんなくても詳しい説明はしないよ、という感じなので、わかんなかったら自分で調べて、ってのをやれば
やりがいはあるものだと思いました。
説明は分かりにくいし親切心ゼロですが、安心の内容、大御所さんの貫禄から、そこそこミクロ経済を身につけたいぞ、
という人は避けて通れぬ関門かな、と思いました。

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