model cars 2016年 01 月号 [雑誌] の感想

今年2015年はV８フェラーリが登場してから40年の記念すべき年に
現行型458イタリアは最新型488GTBへとアップデートを果たした。
肝心の特集だが、1977年のジュネーブ・ショー展示された308GTBをベースに
前後フェンダー／スポイラーにアルミパネルをリベット留めした
ワイドボディの「308GTBミッレ・キオディ」や328GTB改308クワトロヴァルボーレ、
288GTOにＦ40のフェンダーを用い、フルスクラッチばりの大改造を施した
わずか５台が生産された幻のグループＢマシン288GTOエボルツィオーネの作例は素晴らしいの一言。
特に308GTBクワトロヴァルヴォ―レ作例の文中で、
「スーパーカーブームから40年弱、あの頃、時速300キロ、315キロと言っていた少年達は、
30代~40代のオジサンになり、リッター30キロ、31.5キロと燃費ばかり気にしている。」の一節が、
現在の国産車メーカーは「便利で使い勝手が良ければスタイルなんて無関係」「燃費／環境性能が良ければいい」
「高級FRセダンやスポーツカーはいらない」とばかりにラインナップを整理し「エコカー／ミニバン専門メーカー」と化した結果、
「エコ／実用性一辺倒の国産車」「スタイリッシュなFRのセダンやクーペがない」と「スーパーカー世代」が嘆いているようだった。
フェラーリのような「ワクワクさせるスーパーカー」が国産車メーカーにも必要であることを忘れてはなりません。