城塞 (上巻) (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | 城塞 (上巻) (新潮文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 司馬 遼太郎 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101152202 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文学賞受賞作家 » 直木賞 » 26-50回 |
購入者の感想
司馬さんの戦国4部作の最終編で、1969年から連載された作品です。司馬さんは、これまで室町末期の斉藤道三に始まって、織田信長までを「国盗り物語」に。豊臣秀吉を「新史太閤記」で。石田三成と徳川家康の関係をきっかけに「関が原」にと、執筆されてきました。いよいよ、この城塞では、豊臣秀吉亡き後の、豊臣家の崩壊を大坂城の乱を舞台に、豊臣家恩顧の武士の生き様と家康の知恵を対比させながら、克明に描いています。
真田幸村や後藤又兵衛など、人気武士を総動員して描かれた壮大な歴史絵巻です。冬の陣では、秀頼・淀殿の親子や豊臣家臣団と家康との駆け引きに、夏の陣では、徳川家康の本陣に切り込む真田幸村など合戦の描写に、目を離すことができませんでした。戦国の時代に終止符を打つ物語に拍手です。
真田幸村や後藤又兵衛など、人気武士を総動員して描かれた壮大な歴史絵巻です。冬の陣では、秀頼・淀殿の親子や豊臣家臣団と家康との駆け引きに、夏の陣では、徳川家康の本陣に切り込む真田幸村など合戦の描写に、目を離すことができませんでした。戦国の時代に終止符を打つ物語に拍手です。