カウンセラーは何を見ているか (シリーズケアをひらく) の感想
参照データ
タイトル | カウンセラーは何を見ているか (シリーズケアをひらく) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 信田さよ子 |
販売元 | 医学書院 |
JANコード | 9784260020121 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門 |
購入者の感想
カウンセラーの仕事の専門的なことやスタンスを語った本であるかのような
タイトルにだまされました。
読後感としては、還暦記念とかに配る「饅頭本」とか
エステの社長さんの自伝、のたぐいに近いです。
「ケアをひらく」には、こういう本もあるんですね。気をつけないと。
とくに最後のほうは、ご自分が短期入院したときの身辺の日記で、
この筆者が「何を見ているか」というと…
大部屋のとなりのベッドの人が認知症で、
ああいうふうにだけはなりたくないわねえと娘と話した、とか
ママのパジャマはダサいといって娘が無印で買って来た、とか
入院患者にかっこいい人がいた、とか、なんか
入院しちゃってネタがなくてとりあえず書いたのかなあ…と
気の毒になるような残念な内容でした。
単行本じゃなくて、
パックツアーに行くような中高年女性向けファッション誌のコラムに載ってたら
これはこれでアリなんじゃない?っていう感じの文章で、
なんか、編集上のというよりも、スポンサーがらみとか
政治的理由でこの形で出たんじゃないかと考えてしまうような
不思議な本でした。
「…こういう原稿が先生から来ちゃってるんですけど…どうしましょう…」
「うーん…先生にはそう申し上げるわけにはいかないので、
最後のところに『入院生活でクライエントの気持ちがわかりました』
みたいな表現を入れていただけるか確認してみてくれる?
なんとか成立させよう、それで」
みたいな編集部の会話を想像しちゃいました…
タイトルにだまされました。
読後感としては、還暦記念とかに配る「饅頭本」とか
エステの社長さんの自伝、のたぐいに近いです。
「ケアをひらく」には、こういう本もあるんですね。気をつけないと。
とくに最後のほうは、ご自分が短期入院したときの身辺の日記で、
この筆者が「何を見ているか」というと…
大部屋のとなりのベッドの人が認知症で、
ああいうふうにだけはなりたくないわねえと娘と話した、とか
ママのパジャマはダサいといって娘が無印で買って来た、とか
入院患者にかっこいい人がいた、とか、なんか
入院しちゃってネタがなくてとりあえず書いたのかなあ…と
気の毒になるような残念な内容でした。
単行本じゃなくて、
パックツアーに行くような中高年女性向けファッション誌のコラムに載ってたら
これはこれでアリなんじゃない?っていう感じの文章で、
なんか、編集上のというよりも、スポンサーがらみとか
政治的理由でこの形で出たんじゃないかと考えてしまうような
不思議な本でした。
「…こういう原稿が先生から来ちゃってるんですけど…どうしましょう…」
「うーん…先生にはそう申し上げるわけにはいかないので、
最後のところに『入院生活でクライエントの気持ちがわかりました』
みたいな表現を入れていただけるか確認してみてくれる?
なんとか成立させよう、それで」
みたいな編集部の会話を想像しちゃいました…
なんでその流れが淀んでいるのかはわからないが(それにあまり頓着せず)、とりあえず環境を整理して、流水の滑らかさを取り戻してあげることは可能なのではないだろうか。それ以上でも、それ以下でもないカウンセラーという仕事を、小気味よくドライに、淡々と語ってくれている。半ば自叙伝風で、半ば楽屋落ち風なので面白く読める。著者を支えてきた大学院時代の恩師の言葉、「共感なんかできませんよ。人の気持ちなんかわかりません」に、他者へのまともな“距離感”こそ優しさである、というフレーズを思い出す。
題といいあおりといい,実におもしろそうに見え,即購入.
しかし学問的な記載はなく,全体に文章がのっぺりと内容に乏しい.それでは独自のテクニックやおもしろいケースが述べられているかというと,それもない.
書店で立ち読みできれば買わなかったであろう,アマゾンだから買ってしまった本.
しかし学問的な記載はなく,全体に文章がのっぺりと内容に乏しい.それでは独自のテクニックやおもしろいケースが述べられているかというと,それもない.
書店で立ち読みできれば買わなかったであろう,アマゾンだから買ってしまった本.