残り全部バケーション (集英社文庫) の感想
参照データ
タイトル | 残り全部バケーション (集英社文庫) |
発売日 | 2015-12-17 |
製作者 | 伊坂 幸太郎 |
販売元 | 集英社 |
JANコード | 9784087453898 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » あ行の著者 |
購入者の感想
いまさら、読んで「なに?」と思われそうだが、本当に面白かった。
初出一覧を見て、かなり違う時期に、しかも掲載誌もばらばらの発表された作品なのだと、驚く。さすがは伊坂幸太郎さん。短編としてバラバラに発表しておきながら、それを最後に第五章「飛べても8分」を書き下ろしで付け加えて、完成してしまう。お見事ですね。
裏稼業もアウトソーイングの時代という設定が、まずすっとぼけていて、愉快。そして溝口、岡田コンビ、それに太田、高田の順に下請け悪漢が登場するが、とにかく、悲壮感ゼロ。善人のように悪事を繰り広げる。
いやいや、面白いぞ。会話のセンスは最高!
初出一覧を見て、かなり違う時期に、しかも掲載誌もばらばらの発表された作品なのだと、驚く。さすがは伊坂幸太郎さん。短編としてバラバラに発表しておきながら、それを最後に第五章「飛べても8分」を書き下ろしで付け加えて、完成してしまう。お見事ですね。
裏稼業もアウトソーイングの時代という設定が、まずすっとぼけていて、愉快。そして溝口、岡田コンビ、それに太田、高田の順に下請け悪漢が登場するが、とにかく、悲壮感ゼロ。善人のように悪事を繰り広げる。
いやいや、面白いぞ。会話のセンスは最高!