岡田啓介回顧録 (中公文庫) の感想
参照データ
タイトル | 岡田啓介回顧録 (中公文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 岡田 啓介 |
販売元 | 中央公論社 |
JANコード | 9784122014145 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
この回想録は、日本海軍重臣の岡田啓介の遺した回想録です。
氏の人生は正に波乱万丈。上京から海軍に入隊、そして海軍の要職に就き、現役引退後は重臣として活躍。
そして首相となった彼を待っていたのは二・二六事件でした。
辛くも一命を取り留めた彼は、戦時下で次第に独裁的傾向を強める東條一派を失脚させるべく、他の重臣や政治家と権謀術数を張り巡らす。
特に、二・二六事件の描写、そして東條との対決は正に一級史料と呼ぶにふさわしい内容です。
他の歴史人物の言葉も多く掲載されており、近代史の人物達の形相も理解できる他、本人の気さくな性格の為かとても親しみやすい文法で書かれており、他の政治家たちや軍人の回想録より遥かに読み易いです。
巻末の軍縮問題日記は難解ながらも伏見宮や東郷ら海軍のトップの言葉も載っており、当時の海軍の様子を知る上で非常に重要な史料となるでしょう。
氏の人生は正に波乱万丈。上京から海軍に入隊、そして海軍の要職に就き、現役引退後は重臣として活躍。
そして首相となった彼を待っていたのは二・二六事件でした。
辛くも一命を取り留めた彼は、戦時下で次第に独裁的傾向を強める東條一派を失脚させるべく、他の重臣や政治家と権謀術数を張り巡らす。
特に、二・二六事件の描写、そして東條との対決は正に一級史料と呼ぶにふさわしい内容です。
他の歴史人物の言葉も多く掲載されており、近代史の人物達の形相も理解できる他、本人の気さくな性格の為かとても親しみやすい文法で書かれており、他の政治家たちや軍人の回想録より遥かに読み易いです。
巻末の軍縮問題日記は難解ながらも伏見宮や東郷ら海軍のトップの言葉も載っており、当時の海軍の様子を知る上で非常に重要な史料となるでしょう。