数学の大統一に挑む の感想
参照データ
タイトル | 数学の大統一に挑む |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | エドワード・フレンケル |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784163902807 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
数学史に興味があり、書店でパラパラとページをめくった時、フェルマーの最終定理のことが書かれているページがあって印象に残っていて、購入した。サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」で気になっていた点があり、この本で、それをクリアできそうな気がしていた。ただ、それ以上のことは期待していなかった。しかし、読後は、数学読み物の中に新しい風を見つけた、という期待以上で驚かされた。難しい内容なのに、理路整然と描かれていて、特にリー群全体のことが、こういう関係を持っていたのかと理解でき、これまでのもやもやが解消された。もう一度、群論関係の本を読み直してみようという気になっている。もちろん、著者の驚くべき体験談やラングランズ・プログラムも面白く読ませてもらった。