ソ連が満洲に侵攻した夏 (文春文庫) の感想

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参照データ

タイトルソ連が満洲に侵攻した夏 (文春文庫)
発売日販売日未定
製作者半藤 一利
販売元文藝春秋
JANコード9784167483111
カテゴリノンフィクション » 思想・社会 » 戦争 » その他

購入者の感想

昔満州に住んでいた方が、ソ連は日本が負けると分かった頃に攻めて残虐な事をしたひどい国だと言っていたのを聞き、実情や背景はどうったのか知りたいと思いこの書にたどり着きました。

特に日本人が怒った、ソ連が終戦間近になって満州に攻め入り、シベリア抑留を強行した背景について、日独との闘いをどう終息させるかの米ソ間の大きなせめぎあいの中で決断されてきた事と知り驚きました。終戦後も戦闘が続いて多くの犠牲があった事、それが決済ルートが不明瞭であったた様な事情で起こった(?)点などは遺憾に思いました。スターリンの日露戦争の報復や千島列島への執念には驚かされました。

スターリンとトルーマンなどのせめぎあい、日本の外交とマッカーサー等、上層部で動いていた大きな動きが時系列を追って記録されています。加えて主要な戦闘の概要や、避難民・開拓民の悲劇についても記され、様々な関係者の視点が網羅されています。その中でもスターリンがたくさん出てくる書です。

十倍以上の戦力の差のある赤軍に攻め込まれつつ、敗戦からしばらく後まで要塞を守って激減を続けていた日本兵がいたというのは衝撃でした。

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