ジル・ドゥルーズの「アベセデール」 (<DVD>) の感想
参照データ
タイトル | ジル・ドゥルーズの「アベセデール」 (<DVD>) |
発売日 | 2015-09-18 |
製作者 | ジル・ドゥルーズ |
販売元 | KADOKAWA/角川学芸出版 |
JANコード | 9784046533449 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 哲学 |
購入者の感想
ドゥルーズが亡くなって20年,こんなに身近で親しみやすいドゥルーズに,DVDという映像で再会できるようになるとは,80年代からの読者にとっては,実に嬉しい限りです。
当初この映像はドゥルーズ自らがその死後の公開を条件にしていたということにも驚きました。
A~Zで始まる言葉のテーマに沿って,椅子に腰かけたドゥルーズが教え子の女性クレール・パルネに語る形式は,ドゥルーズの素顔が垣間見えたようで,総時間453分(7時間30分あまり)を一気に見てしまいました。
字幕の担当者にも,ドゥルーズへの愛情が感じられます。
付録の解説書には,字幕翻訳者でもある國分功一郎氏と千葉雅也氏の対談があり,ドゥルーズへの愛着や敬意が忍ばれます。
冒頭のAの「A comme Animal」では,「(人間に)すり寄ってくる動物」が嫌いというドぅルーズの嗜好が,その後のテーマでも顔をのぞかせているのが,実に興味深い。
ドゥルーズの思考を理解するための入門編と同時に真骨頂としてのDVDを,ぜひ若い人に見てもらいたいと感じました。
当初この映像はドゥルーズ自らがその死後の公開を条件にしていたということにも驚きました。
A~Zで始まる言葉のテーマに沿って,椅子に腰かけたドゥルーズが教え子の女性クレール・パルネに語る形式は,ドゥルーズの素顔が垣間見えたようで,総時間453分(7時間30分あまり)を一気に見てしまいました。
字幕の担当者にも,ドゥルーズへの愛情が感じられます。
付録の解説書には,字幕翻訳者でもある國分功一郎氏と千葉雅也氏の対談があり,ドゥルーズへの愛着や敬意が忍ばれます。
冒頭のAの「A comme Animal」では,「(人間に)すり寄ってくる動物」が嫌いというドぅルーズの嗜好が,その後のテーマでも顔をのぞかせているのが,実に興味深い。
ドゥルーズの思考を理解するための入門編と同時に真骨頂としてのDVDを,ぜひ若い人に見てもらいたいと感じました。