日航機事故の謎は解けたか 御巣鷹山墜落事故の全貌 の感想
参照データ
タイトル | 日航機事故の謎は解けたか 御巣鷹山墜落事故の全貌 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 北村 行孝 |
販売元 | 花伝社 |
JANコード | 9784763407498 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論 |
購入者の感想
白楽(バイオ政治学者)は、著者の1人(北村行孝さん)とは友人である。
1985年8月13日、白楽は、9月1日付けでお茶の水女子大学に移籍することが決まっていた筑波大学で、4~5人の同僚(教授・助教授)と生物科学系ラウンジで昼食を摂っていた。ラウンジのテレビは、御巣鷹山に日航機が墜落した現場の悲惨な様子を写していた。いつもは快活な教授・助教授たちが、この日は無言でテレビに見入っていたのを、今でも、アリアリと思い出す。
本書は、その日航機墜落事故から丁度30年後の今日、出版された。墜落事故の疑問点を関係者の証言、資料を使い、徹底的に答えを探った状況が記述されている。探究する姿勢が素晴らしい。写真もたくさんあり、登場人物は実名である。在日米軍人や米国・連邦航空局の専門家も登場する。日本の事故調査委員には顔写真付きのインタビューもあり、どれもとてもリアルだ。巻末資料には克明な手書き資料もある。著者の執念を随所に感じる力作である。事故・事件の分析書の模範のような傑出した著書に拍手。
1985年8月13日、白楽は、9月1日付けでお茶の水女子大学に移籍することが決まっていた筑波大学で、4~5人の同僚(教授・助教授)と生物科学系ラウンジで昼食を摂っていた。ラウンジのテレビは、御巣鷹山に日航機が墜落した現場の悲惨な様子を写していた。いつもは快活な教授・助教授たちが、この日は無言でテレビに見入っていたのを、今でも、アリアリと思い出す。
本書は、その日航機墜落事故から丁度30年後の今日、出版された。墜落事故の疑問点を関係者の証言、資料を使い、徹底的に答えを探った状況が記述されている。探究する姿勢が素晴らしい。写真もたくさんあり、登場人物は実名である。在日米軍人や米国・連邦航空局の専門家も登場する。日本の事故調査委員には顔写真付きのインタビューもあり、どれもとてもリアルだ。巻末資料には克明な手書き資料もある。著者の執念を随所に感じる力作である。事故・事件の分析書の模範のような傑出した著書に拍手。