村上春樹 雑文集 (新潮文庫) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル村上春樹 雑文集 (新潮文庫)
発売日2015-10-28
製作者村上 春樹
販売元新潮社
JANコード9784101001678
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » ま行の著者

購入者の感想

 村上春樹さんが作家としてデビューしてから35年余り・・・・、本書には、あれこれの目的で、あちこちの場所に書かれ、
 これまで単行本に収録されていない、いろいろな文章が集められています。
 しかし、一応その内容によって以下のように大別されています。   1:序文・解説など   2:あいさつ・メッセージなど
 3:音楽について   4:『アンダーグラウンド』をめぐって   5:翻訳すること、翻訳されること   6:人物について
 7:目にしたこと、心に思ったこと   8:質問とその回答   9:短いフィクション―『夜のくもざる』アウトテイク   10:小説を書くということ
 しかし、いつも思うんですが、村上さんの文章は読みやすいですね!!村上さんのファンならいずれの項目も興味深いと思いますが、
 私も音楽が大好きですから先ず3 について・・・。村上さんは、最初にポップスが好きになり、ジャズ、そして、クラシックが好きになったそうです。
 ビートルズの「サージェンと・ペッパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド」とビーチ・ボーイズの「ペット・サウンズ」、
 2枚の偉大なアルバム関する感想、小説のタイトルにもなっている「ノルウェーの森」に対する感想、
 そして、「ジャズとはどういう音楽か?」に出てくるビリー・ホリディ―の歌を聴いていた若い黒人兵士のお話・・・・心に沁みました!!
 「アンダーグラウンド」は、村上さんにとって重要なノン・フィクションだと思うのですが、それについても文章も非常に興味深いです。
 また、村上さんは、自身でも翻訳されますし、自身の著作も他の言語に翻訳されます。
 そして、村上さんが、なぜ、名作の新訳をされるのか、本書を読めば、その理由がよく理解できます。
 9:「夜のくもざる」のアウトテイクですが、村上さんて、ダジャレが好きなんですね!!しかし、編集者がボツにしたのがわからないでもありません!!
 有名な「壁と卵」については、多くの人が感想を述べていますから、私なんかが別にあれこれ言うことはないと思います。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

村上春樹 雑文集 (新潮文庫)

アマゾンで購入する
新潮社から発売された村上 春樹の村上春樹 雑文集 (新潮文庫)(JAN:9784101001678)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.