面白可笑しくこの世を渡れ の感想

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参照データ

タイトル面白可笑しくこの世を渡れ
発売日販売日未定
製作者遠藤 周作
販売元河出書房新社
JANコード9784309023243
カテゴリ文学・評論 » 文学賞受賞作家 » 芥川賞 » 26-50回

購入者の感想

前半シモネタのオンパレードに、読むのをやめようかと思った、、、。ここはやめなくて正解。最後の2作できっと涙する。窓からの情景。晩年の先生らしい愛に溢れた作品。ただ、ただ、心から彼女の幸せだけを願っていた。式の日、祝電をくれますか?なぜか幸せを感じない一言。気乗りしない疲れた彼女の何処かに不吉な影を感じていた。年長者らしくお嫁に行きなさいと言ったことを悔やんだのだろうか。理由もわからず彼女は亡くなったと知る。結婚した彼は彼女を理解しようとした。心の優しい人だったようだ。ただ、優しいだけでは彼女の気持ちを埋めることはできなかったのだろうか。このようなことを考えながら渋谷のNHKの近くを歩くと、この作品を想い出し、想い出し、、、哀しさに涙が頬を伝う。先生は生きる中で起きるどうしようもない不条理と残酷をよく知っていた。最後に別離。クロという飼い犬の話。深い河の読者なら皆さん知っている懐かしい話。先生が亡くなって早18年。全く古さを感じない。無償の愛を感じたい時、手にとって欲しい1冊。

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河出書房新社から発売された遠藤 周作の面白可笑しくこの世を渡れ(JAN:9784309023243)の感想と評価
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