知るだけで強くなる 野球守備フォーメーション入門 の感想

仁志さんの前作「仁志敏久の超守備論」の発売から約3か月での発売。
本当に本人が執筆？？と多少穿った目で見てしまったが、内容を見て納得。

約２００ページの9割以上は
おそらく仁志さんは監修したであろう内容です。
（大変失礼ながら、仁志さんは記載とおり「監修」であり「筆者」ではないんだろうと。。。）

ただし、約２００ページのうち10ページほどは、仁志さんが野球少年から受け付けた色々な質問に対して回答しています。
これはおそらく仁志さん本人が回答したものであり、その内容はめちゃくちゃ適格過ぎて面白い。

「何故声を出す必要があるんですか？」とか
「守備範囲がわかりません」
というような少年の質問に対して、ものすごく納得する答えを仁志さんが書いています。
有吉さんのつっこみばりに自分は納得しました。
イメージ的には「ベースボール・クリニック」で仁志さんが寄せているコラムみたいな内容が書いてあります。

長くなりましたが前作「仁志敏久の超守備論」がすごく良かっただけに
前作が星５つなら、相対的にこの本は星3つかなと。。。

でも決して悪い本ではないです。
守備のフォーメーションは知っているか否かの問題だと仁志さんもおっしゃっていますが
体系的に知識を得るには良い本だと思います。

そして何より仁志さんの受け答えが秀逸すぎ。