超音速攻撃ヘリ エアーウルフ コンプリート ブルーレイBOX [Blu-ray] の感想

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このタイトルがBDで出ますか。35mm製作なのでHD化の恩恵はありそうですね。
刑事コロンボぐらい高画質化して頂ければ最高ですが、全話のデジタル修復は無理かな。
全話収録でこの価格ならお安い方かも。「復讐編」は入っていないようですがアレは出来れば記憶からも抹消したい代物なので別に構いません。
DVDを買い揃えましたが後に廉価版が叩き売りされて悲しかったなぁ…(涙)。BDはどうなるでしょうか。
テレビ放映時の富田耕生氏ナレーションの予告編は今回も未収録ですかね。予告のせいで録画ビデオを未だに捨てられません。

初めてこの作品を見た時は、毎回空中戦を見せる規模のでかい映像作品をテレビドラマでやるアメリカの力に驚きました。
日本では最初深夜帯で放送されましたが好評につき夜9時のゴールデンタイムに移動しました。今では考えられませんね。当時は「ナイトライダー」と人気を二分していました。

本作で特に強烈に印象に残ったのは「サントラ」と「声優」のふたつ。
シルベスター・リベー作曲のテーマ曲はサイコーに格好良く、あの曲を聞くと今でも血が逆流します。
90年代中頃まで映画やテレビドラマの劇伴を作曲していたリベーは今ではミュージカル作曲の大家となっているそうです。
発売されたエアーウルフのサントラは再演奏のスコア版ばかりでオリジナル・サウンドトラックは一度も出たことがないのが残念。マスターが残ってないのかも。

本作は「声優」磯部勉氏の出世作でもあります。当時舞台俳優・映像作品の名脇役として名を成していた磯部氏は本作の主演ジャン・マイケル・ビンセントの吹替に起用されました。
「吹替の仕事は経験も少なく技術も未熟で主演クラスの仕事は「クレイマー、クレイマー」と「疑惑」ぐらい。レギュラー起用されたのはまったく不思議」と御本人も仰っていましたが自分は磯部氏の美声と演技に滅茶苦茶痺れました。
業界や視聴者の反響も凄かったらしく吹替の仕事が爆発的に増えました。一時期は主演を独占していたぐらいの勢いで大ファンの私でもやり過ぎに感じたほどです。