字の大きなアトラス 日本地図帳 の感想

これまで、平凡社の地図帳は非常に字が小さいものはあっても、字が大きいものは出ていなかった。帝国書院に先を行かれていた。
そんな現状を打破すべく出たのがこの本。A4サイズの大判に真っ赤な表紙が目立つ。表紙を開くと、日本全図、各地方別に続いて、47都道府県（北海道は3分割）をそれぞれ見開き2ページ。なるほど確かに字が大きいし、これは年配者にも優しいな…と、沖縄の次のページをめくった途端、たちまち失望に変わった。

都市図。

東京・横浜周辺と大阪・神戸周辺が各見開き2ページ、名古屋と京都が各1ページ。

これだけ。

今どき札幌と福岡がないとか考えられないし、「東京・横浜周辺」と言っておきながら横浜が一部分しかない。(「東京・川崎周辺」の方があってるかも)
なに、この中途半端な日本地図!?
これでは到底、帝国書院のコレと勝負なんて出来やしない。