パイプス・オブ・ピース（紙ジャケット仕様） の感想

1993年リマスターと比べると確実に音質が向上、セパレーションも向上して、一昔のようではありませんが音圧も若干上げているようで、聞いててとても気持ちが良いです。これだけでも今回のリマスター版は買い直す価値があると思います。

ボーナスディスクのデモ集はブートレグなどでも聞けるものありますが、当然こちらの方が音質が良くなっています。でもやはり目玉はSay Say Sayのリミックスですよね〜？個人的にあまりこの曲って好きではなかったのですが、Michaelの未発表ボーカル部分を要所で使い（寧ろMichaelがメインボーカルと言っても良いくらい）曲構成をガラッと変え、ベースにバスドラ＆パーカッションをより強調させた格好いいロングバージョンに仕上がっています（故にアナログ12インチ盤バージョンは収録されなかったのでしょう）

『Tug Of Warの出涸らしアルバム』と世間的にはあまり評価が良くないアルバムですが、これを期に新たな再評価がされることを期待しています。