世界のどこでも生き残る 異常気象サバイバル術 の感想

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本書は、いざ災害に見舞われたとき、様々な対処を同時に迫られ、本書を手にすることもできないような一刻を争う事態にこそ役に立つ、サバイバル術が網羅されています。サバイバル教本やミリタリーサバイバルガイドブックは好きで読み漁っているのですが、ナショナルジオグラフィックの本は体験者目線で対応策が綴られているという特徴があるので、私は頻繁に手に取ります。確かにプロの兵士による技術は簡単に真似できるものではない。しかし、素人が証言した生命の危険を専門家の見地から解き明かし、HOWto、するべきことしてはいけないことを含めた知識とアイデアが記述してあるのは、有意義で為になります。

本書の項目は、基本的心構えと安全確保の手段を知る「備える」を序章として
パート1「雨による災害」　雷雨・洪水・ハリケーン・台風・竜巻。
パート2「乾燥による災害」　干ばつ・山火事。
パート3「猛暑による災害」　気温上昇・熱波。
パート4「寒さ・雪による災害」寒波・ブリザード。
のコンテンツに分かれています。
この夏の、異常な温度と強烈な紫外線から避難するのは大変でした。では、来年再来年の夏はどうなっていると予想しますか？　おそらく、身を守るという状況になっているのではないでしょうか。数年後の未来の地上は、人類の生活圏内なのか、不安です。