ビジネスに効く最強の「読書」 本当の教養が身につく108冊 の感想

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参照データ

タイトルビジネスに効く最強の「読書」 本当の教養が身につく108冊
発売日販売日未定
製作者出口 治明
販売元日経BP社
JANコード9784822277857
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 本・図書館 » 図書館情報学

購入者の感想

本書は10のPARTに分かれており、それぞれのPARTで1つのテーマに関連した
本が紹介されていくというスタイルになっています。

そして、紹介の仕方も、単純に著者おすすめの本と解説を列挙していくのではなく、
一連のストーリーがあり、その流れに沿って自然に関連する本が紹介されていく
という書かれ方となっています。

個々の本の内容を知らなくても、十分に楽しめる文体となっています。

それから、出口さんの本でよく書かれている内容ですが、大嫌いな言葉は「速読」で、
本はゆっくり丁寧に読むことが大切といったことが、コラムとして書かれています。

私はこの考え方に全面的に賛成です。本を読む上で速さと理解度はどう考えても
トレードオフの関係であり、速読では本の内容を十分に理解することはできません。

急がば回れの諺通り、ゆっくり丁寧に読むことで1回しか読まなくても十分に内容を
消化できるようになり、速読で1冊を繰り返し読む方法よりも結果として次々と
たくさんの本を読んでいくことが可能になります。

本書では全部で108冊の本が紹介されていますが、全てを制覇してみたいと
思わせる内容となっています。

大好きな出口さんの本です。
歴史的な観点からよくお話しされるのが好きでよく読んでます。
あとは人間力ですかね。人間力を鍛えるにはやはり読書が必要ですね。
本を読んで同感したのが歴史と経済とを紐付けることで経営につなげられると思います。
巻末の出口さんのオススメの本も読んでみたくなりました。

【本の虫】
『ビジネスに効く最強の「読書」――本当の教養が身につく108冊』(出口治明著、日経BP社)を読んで、驚いた。

「私は本の虫です。無芸無趣味のナマケモノで、一緒にいて楽しい家族や友人がいて、普通にご飯が食べられ、楽しく酒が飲め、ぐっすり眠れたら、人生では後は何もいらないと心底思っています。そして、空いた時間は、もっぱら読書と旅に充てています」という著者の性癖と、私のそれがあまりにも似通っているからだ。その上、「リーダーシップを磨くうえで役に立つ本」「人間力を高めたいと思うあなたに相応しい本」「仕事上の意思決定に悩んだ時に背中を押してくれる本」「自分の頭で未来を予測する時にヒントになる本」「複雑な現在をひもとくために不可欠な本」「国家と政治を理解するために押さえるべき本」「グローバリゼーションに対する理解を深めてくれる本」として挙げられている108冊のうちのかなりの部分が、私の好きな本と重なっているからである。

【紹介ぶり】
その紹介ぶりを見てみよう。「塩野七生さんの処女作『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』(新潮文庫)・・・塩野さんが文学に真正面から取り組もうとした時の情熱というか気迫が感じられ、将来の塩野さんを予見させるみずみずしさと、良い意味の『毒』がたっぷり詰まっている素晴らしい小説です。チェーザレ・ボルジアはルネッサンス期の軍人・政治家で、イタリアという国家を構想した偉大な人物です。『妹と関係を持った』とか、『毒薬を使った』とか、一般には大変評判が悪い人物ですが、そのチェーザレ・ボルジアをこれほど豊かに、魅力的に見せてくれる小説はほかにはないのではないでしょうか」。この本は、私の好きな本ベスト5に入る傑作だ。

ビジネスリーダーの中でも有数の読書家として知られる出口治明さんによるブックガイド。出口さんといえば、特に「歴史」についての造詣が深い方ですが、この本でも歴史や古典を重視していることがうかがえます。

サブタイトルに「本当の教養が身につく108冊」とありますが、紹介されている本も骨太な本が多いです。ここで紹介されている本を読了するのは、骨が折れる作業になるでしょうが、人生を支える教養を身につけるためには必要なことなのでしょう。

ただ、科学系の話題は触れられていないので、そういった本を探している人には役に立たないかも知れません。

ライフネット生命の会長である、出口さんの本。
本文で著者は、「ビジネスを進めるうえで本当に役に立つ本は、
圧倒的に古典に多いと思います。なぜなら、そこには様々な人間が
リアルに描かれているからです。つまり、古典を読めば人間力が高まる
のです。ビジネス書を読むよりも、古典1冊を読んだ方がよほど役に立つ。」
と述べています。
そのため、ビジネスに効くとあるが、いわゆるビジネス書の紹介は
ほとんどなく古典の紹介が中心です。
速読などがはやる現代において、一冊の本としっかり向き合おうと思わせてくれる。
そんな本だと思います。

紹介本ですが、テーマごとに本を選書していて、ただの本としても十分楽しめると思います。
自ら本の虫であると述べる著者ですが、本当に深い教養の持ち主であることが伝わってくる
内容でした。

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