マクロス30 銀河を繋ぐ歌声 (DENGEKI HOBBY BOOKS) の感想

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参照データ

タイトルマクロス30 銀河を繋ぐ歌声 (DENGEKI HOBBY BOOKS)
発売日販売日未定
製作者小太刀 右京
販売元アスキーメディアワークス
JANコード9784048915823
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » SF・ホラー・ファンタジー

購入者の感想

小太刀先生の描かれるマクロス作品には好き嫌いがあると思います。私自身、同じ先生の作品でも好きな作品と苦手な作品があります。そして、前作「恋離飛翼」の小説の内容から、今回の「マクロス30」についても、どうしても不安が付きまとっていました。ですが、実際に手にして読んでみて、心から楽しませて貰いました。

以下、ネタバレを含みつつ感想のレビューを書きたいと思います。

作者である小太刀右京先生がマクロスと云う作品を愛しているのは確かだと思います。その思い入れの強さが「右京マクロス」の魅力でもあり欠点でもあると私は考えています。ただ…Fの小説を書かれていた時から、ただ一つだけ揺るがない事。それは、過去作品とのクロスオーバー的な要素を取り入れた時に、その思い入れに磨かれた作品はとても輝くと言う事でした。

過去に出逢っていたと言うイサムとアルトの父・嵐蔵。バサラと逢った事が人生に転機になったと言う兄弟子・矢三郎。TVシリーズの最終巻ではこの二人が作中で出て来てにやりとする演出もありました。また「恋離飛翼」の小説でも、過去作品の登場人物…映画本編に出ていたイサムは勿論、初代三人娘の一人であるキムやマクロス7で駆けつけたマックス(とミリア)が登場して作品のクライマックスに華を添えてくれました。右京先生の描かれるマクロス世界はこういう部分が大きな魅力で、今回はその魅力がふんだんに発揮されていたと思います。

特にイサムとアルトの出逢いに関しては、先生本人が描かれた短編…アルトの父とのエピソードを絡めて、ゲーム本編よりも濃厚に描かれていると感じました。「マクロス30」に参戦した歴代キャラクターの中でも、この二人は他キャラよりもやや出番が多く優遇されていた様に思います。今回、私自身が歴代主人公ではアルトとイサムが特に好きなので、その点でどうしても評価に甘い部分はあるかもしれません。

小説の方でも、舞台になった2060年が劇場版の先に続く未来なのか、TV版の先に存在する未来なのかはこちらでもハッキリしませんでした。Fの劇場版EDだった「dシュディスタb」や光の舞、天女ネタが使われる一方で、TV版20話のミシェルの死の存在を使用したエピソードもあります。

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