バブルの肖像 の感想
参照データ
タイトル | バブルの肖像 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 都築 響一 |
販売元 | アスペクト |
JANコード | 9784757212862 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » た行の著者 |
購入者の感想
ことさらにふりかぶって断罪するでもなく、かといってバカにするのでもなければ美化するでもなく、非常にバランスの取れたスタンスでバブル時代のあれやこれや(ジュリアナやら一億の金塊[140%に増やしたというエピソード面白かった!]やらザウスやらハウステンボスやら高級ホテルやら夜遊びやら……)を回想しつつめでていくといった本。扱っている対象が、批判することが簡単なものばかりなので、うっかり紋切り型で批判してしまいそうなものですが、そういうのをうまく避けて、きっちり自分のことばで書いているのが好感が持てる。あえて大上段で批判しなくても醜悪なものの醜悪さは自然に滲み出ているし。「ピンドンコン」とか(この写真の醜悪さはすごい)。写真もナイスなもの多し。