真説! 小沢一郎謀殺事件 の感想

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参照データ

タイトル真説! 小沢一郎謀殺事件
発売日販売日未定
製作者平野貞夫
販売元ビジネス社
JANコード9784828417103
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

マスコミによって歪んだ姿に伝えられた小沢一郎氏の真の姿を知ることができるとともに、野田総理で解散・崩壊に至った民主党で何が起きていたのか、そして2012年末の衆議院選挙結果はなぜ自民党の大勝に終わったのかなど、今後の政治の行方を見極める上で重要な事柄についても分析を行なっている。

小沢氏に関して言えば、私も、具体的な事実を知らないにも関わらず、何となく信用できない政治家というイメージをもたされていた。

小沢氏は、マスコミや一部の政治家たちなどによって散々バッシングをされてきたが、西松事件と陸山会事件で無罪となったように、本人はやましいところのない政治家であることがこの本で分かる。
国民の生活を第一に考え、原発には昔から反対、消費税増税にも反対、TPPにも反対である。
その小沢氏がなぜバッシングを受けるのか、証拠に基づき、著者の考えを明らかにしている。
小沢謀殺の仕掛け人は、

1.小沢一郎の政治改革によって利権を奪われることを恐れる政治家
2.同じく小沢一郎の政治改革によって利権を奪われることを恐れる官僚、その元締めとしての検察
3.政官財の癒着の構造を打破しようとする小沢一郎を恐れる財界、特に原発関連企業、マネー資本主義
4.新聞とテレビの共同経営、格安な電波使用料、記者クラブ制度などの既得権益を壊すメディア改革を実現しようとする小沢一郎を恐れるマスメディア
5.対米従属からの脱却を目指す小沢一郎が邪魔なジャパンハンドラー(アメリカの対日エージェント)

の5者であるとしている。
ジャパンハンドラーの項で紹介されていたカレン・ヴァン・ウォルフレンの言葉が印象に残った。

「省庁の高級官僚と、ビジネス界やメディア界の幹部からなる日本の政治エリートは、決して純粋な意味での日本の独立を求めようとはしない。それどころか彼らは、アメリカ政府が日本の超法規的で非公式な権力システムの存続を支援してくれる見返りに、日本を引き続きアメリカに隷属させようとしているのである。」

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