もしも「死にたい」と言われたら 自殺リスクの評価と対応 の感想
参照データ
タイトル | もしも「死にたい」と言われたら 自殺リスクの評価と対応 |
発売日 | 2015-06-02 |
製作者 | 松本俊彦 |
販売元 | 中外医学社 |
JANコード | 9784498129740 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 精神医学 |
購入者の感想
まず二点前提を述べさせていただきます。第一に当方は医療者・援助者ではない、ということです。第二に、ではなぜこの本を手に取ったかと言うと、おそらく自分は平均より自殺リスクが高いだろうと思われることから、「死にたい」となった時、どういう対応を取られるのか、どういう対応が理想とされるのか、あるいは自分自身でケアできることはないのか、興味があったためです。また、筆者の著作を以前読み他の著作に興味をもったためでもあります。
結論から言うと、この本は「もしも『死にたい』と言われたら」という易しいタイトルとはそぐわない内容です。これは出版社から推測しなければならなかったのかも知れませんが、医療従事者や、少なくとも自殺危機にある人の援助者に向けられた本であり、高度に専門的です。従って、前述の興味により本書に接した当方には不向きであり、易しいタイトルに興味をもたれた一般の方にもお勧めいたしません。本書には頻繁に「医療関係者が」「援助者が」という文章が出てきており、対象がそういった方であることを裏付けています。
しかし、本の紹介文からはその意図が読み取りづらいので、まずそこを明らかにすべきだろうと思いこちらに書かせていただきました。
先ほども述べました通り、当方はこの本がターゲットとする医療従事者ではないため、そのような方の立場からのレビューは一切できません。また、このような業界に詳しくないため、当たり前のことしか書いていない、とか、逆に新規性に富んだ知見が書いてある、といった感想は書けません。
その上で本作の感想を書くと、それでもやはり興味深かったです。高度に専門的、と述べましたが、単語は調べないと意味がわからないようなものも含まれるのですが、文章自体は非常に読みやすく理解しやすいです。また、筆者の強い信念を感じる箇所があるなど、参考文献をまとめ読みやすくしただけの本ではない(それがいいことなのか悪いことなのかについては様々な意見があると思います。科学的にまだ証明されていなかったり、ややもすればお節介と捕らえられかねなかったりする部分があるように思えます)ところが、私には今回はプラスに出ているように思えます。
結論から言うと、この本は「もしも『死にたい』と言われたら」という易しいタイトルとはそぐわない内容です。これは出版社から推測しなければならなかったのかも知れませんが、医療従事者や、少なくとも自殺危機にある人の援助者に向けられた本であり、高度に専門的です。従って、前述の興味により本書に接した当方には不向きであり、易しいタイトルに興味をもたれた一般の方にもお勧めいたしません。本書には頻繁に「医療関係者が」「援助者が」という文章が出てきており、対象がそういった方であることを裏付けています。
しかし、本の紹介文からはその意図が読み取りづらいので、まずそこを明らかにすべきだろうと思いこちらに書かせていただきました。
先ほども述べました通り、当方はこの本がターゲットとする医療従事者ではないため、そのような方の立場からのレビューは一切できません。また、このような業界に詳しくないため、当たり前のことしか書いていない、とか、逆に新規性に富んだ知見が書いてある、といった感想は書けません。
その上で本作の感想を書くと、それでもやはり興味深かったです。高度に専門的、と述べましたが、単語は調べないと意味がわからないようなものも含まれるのですが、文章自体は非常に読みやすく理解しやすいです。また、筆者の強い信念を感じる箇所があるなど、参考文献をまとめ読みやすくしただけの本ではない(それがいいことなのか悪いことなのかについては様々な意見があると思います。科学的にまだ証明されていなかったり、ややもすればお節介と捕らえられかねなかったりする部分があるように思えます)ところが、私には今回はプラスに出ているように思えます。