ピーター・リンチの株の法則---90秒で説明できない会社には手を出すな の感想

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　この本は 『ピーター・リンチの株式投資の法則』 新訳版です。

　一般投資家向けの 「投資指南書」 といった内容でありつつ、単に 「読み物」 としても面白いです。
　自分は十年くらい前に 「株で勝つ」 を読んだことがあったので ピーター・リンチさんを知っていました。　久しぶりに書店で名前を見かけたので読んでみました。　リンチさんの軽妙な話っぷりもあり楽しみながら、一般投資家が株式投資の基本として知っておくべきことを教えてくれる内容となっています。
　とはいってもテクニック的なことではなく、あくまで一般投資家は普段の生活で感じたことを大事にして投資をしたほうが良い、ということを書いてあります。　リンチさん自身の失敗談とか、ユーモアも交えながら書かれているので多くの人が楽しく読めると思います。
　元々が 「1994年発売の本」 なので、株式の状況は全くちがう （そもそもアメリカと日本の環境の違いも大きい） けど、投資手法の本質は十分に通じるものだと思います。　充実の一冊でした。

2015年3月現在、日本の株式相場は全体的に上がってしまっているので、できたら2年位前に出してほしかったなぁ （笑）。