DENON USB-DAC/ヘッドホンアンプ ハイレゾ音源対応 シルバー DA-300USBS の感想
参照データ
タイトル | DENON USB-DAC/ヘッドホンアンプ ハイレゾ音源対応 シルバー DA-300USBS |
発売日 | 2014-02-21 |
販売元 | デノン |
JANコード | 4951035052044 |
カテゴリ | アクセサリ・サプライ » AVアクセサリ » イヤホン・ヘッドホンアクセサリ » ヘッドホンアンプ |
DENON USB-DAC/ヘッドホンアンプ ハイレゾ音源対応 シルバー DA-300USBS とは
最新世代のDSD対応USB-DAC
DSD対応USB-DAC
フラッグシップスーパーオーディオCDプレーヤー「DCD-SX1」と同世代のDSD対応USB-DAC機能を搭載しました。
PCのクロックを使用せず、DA-300USBのマスタークロックで制御を行うアシンクロナス転送により、ジッターフリー伝送を実現しています。
2.8MHz/5.6MHz DSD & 192kHz/24bit PCM入力対応
DSD入力は2.8MHz/5.6MHzに対応。
伝送方式はASIOドライバーによるネイティブ再生とDoP(DSD over PCM Frames)に対応しています。
PCM入力は最大192kHz/24bitまで対応。
また、PCM入力信号はCDの音声と同様にAdvanced AL32 Processingにより、オーバーサンプリング、ハイビット化されます。
PCノイズをシャットアウトするデジタル・アイソレーター
音楽データを、同時に信号ラインから流入するPCノイズから守るデジタル・アイソレーターを搭載。
DSD信号の伝送にも余裕で対応するハイスピードなトランス結合タイプのアイソレーターによって、PCとDA-300USBのデジタル回路を電気的に絶縁し、音質に悪影響を与えるPCノイズをシャットアウトします。
パソコン(推奨システム)
OS
- Windows Vista, Windows 7 or Windows 8
- Mac OS X 10.6.4以降
USB
- USB 2.0: USB High speed/USB Audio Class Ver.2.0
CDプレーヤー開発で培われた伝統のHi-Fi技術
Advanced AL32 Processing
デノンが誇る、ビット拡張&データ補完によるアナログ波形再現技術です。
PCMで入力された16bitの音楽信号を32bit精度にアップコンバート処理するハイビット化処理に加え、時間軸方向の情報量を拡大するために44.1kHzの信号を16倍、192kHzの信号を4倍にオーバーサンプリング。
このときに単純な補間処理を行うのではなく、連続的に変化する音楽信号から本来あるべきデータを推測し、デジタル変換の過程で失われた本来のアナログ信号の滑らかな波形を再現します。
DACマスター・クロック・デザイン
D/Aコンバーターをマスターとしてクロック供給を行うことにより、デジタル回路の正確な同期を実現。
また、2系統のクロック発振器を搭載し、入力信号のサンプリングレートに合わせて44.1kHz系と48kHz系のクロックを使い分けることにより、理想的なD/A変換を行います。
192kHz/32bit対応D/Aコンバーター
Advanced AL32 Processingの効果を最大限に生かすため、上級スーパーオーディオCDプレーヤーに採用されているものと同じ最新型の192kHz/32bit対応D/Aコンバーターを採用。
各チャンネルを差動出力し、合成することでS/N比、ダイナミックレンジを大幅に改善。
より精度の高いデジタル/アナログ変換を実現しました。
こだわりのヘッドホンアンプ
電圧増幅段にはハイスピード、ローノイズな高速オペアンプ、出力バッファーにはディスクリート回路を採用し、ヘッドホンのパフォーマンスを十分に引き出します。
また、出力インピーダンスを32Ωとすることにより、幅広いヘッドホンに対応が可能です。
出力端子には6.3mmステレオ標準ジャックを採用しました。
縦置き、横置きに対応するレイアウトフリーデザイン
設置方向に合わせて自動で表示の向きが変わる有機ELディスプレイ
デスクトップやオーディオラックなど、使用環境に合わせて縦置き・横置きを選択することができます。
ディスプレイには視認性に優れた有機ELパネルを採用、表示の向きは置き方に合わせて自動で切り替わります。
※縦置き用のスタンド、横置き用のフット付属
洗練されたクリーンなデザイン
彫り込みロゴ
スーパーオーディオCDプレーヤーの上級機と同様彫り込み式のロゴを採用。
このデノンロゴは100年を超えるブランドの歴史と積み重ねてきた技術を象徴しています。
クリーンデザイン
フロントパネルから不要な装飾を排し、入力切り替えにはタッチセンサー方式を採用。
さらにフロントパネルをグロスフィニッシュにすることにより、クリーンなイメージを演出しています。
その他の機能
192kHz/24bit対応デジタル入力
光2系統、同軸1系統のデジタル入力端子を装備。
最大192kHz/24bitのPCM信号に対応しています。
オートスタンバイモード
電源の切り忘れを防止する「オートスタンバイ」モードを搭載。
停止状態で30分以上操作を行わないと自動的にスタンバイモードとなる地球に優しいエコ機能です。
オートスタンバイモードはパワースイッチの長押し(5秒以上)でON/OFFの設定が可能です。(出荷時はOFF)
簡単セットアップガイド
取扱説明書の他に、最初のセッティング用に簡単セットアップガイドが付属しています。
購入者の感想
主にデスクトップパソコンからubuntu(14.04)のLowlatencyカーネル版でJack出力のAudaciousで聞いています。
他のレビュアーがおっしゃっているとおりPC側でリサンプルするより16Bit44.1kHzで素直にDAC側に渡したほうが音の粒立ちや鮮度がよいようです。
同軸デジタル入力(SPDIF)とUSBでは微妙に音が異なります。同軸のグランドはUSBのグランドにつながっています。私の場合、PCにM2TechのHiface(DDC)を接続し同軸で本機とつなげる(USBケーブルは外す)ほうが、USB接続に比べて、音に静かさや奥行きが出るようです。たぶんパソコン本体やディスプレーのグランドノイズが影響しているのかもしれません。さすがに本機のアナロググランドとデジタルグランドは300-400kΩ(動作中、テスタ計測)ほどありますから分離されていると見てよいと思います。
使用してまだ1週間ですが、全体的な音の印象としては、どっしりとした低音と繊細な高音を持った神経質ではない音質です。これには、アナログ部に多用している低ESRのケミコン(見た目はニチコンMUZE-KZのようなもの)も功奏しているとおもわれます。ヘッドフォン出力も同様です。
機能的な面では、縦置き横置きでディスプレイ表示が自動的に(加速度センサ内臓等で)変わるとか表面タッチによる入力切り替え等は頻度の少ないため裏面のスライドスイッチでもよいのではと思います。これらの機能に加えて、画面の消灯、Advanced AL32 processingのON/OFF、電源ON/OFF等がPC側でできるとよかったのではとも思います。
ヘッドフォンボリュームは少し硬すぎる(まわすためにトルクが要る)ようです。
筐体の材質は気になりません。へたにゴージャスにしてもかえって音が悪くなることもありますから。
スイッチング電源であること等もコストを考えてのことでしょうから、この価格では、許容範囲です。