氷菓 (8) (カドカワコミックス・エース) の感想

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参照データ

タイトル氷菓 (8) (カドカワコミックス・エース)
発売日2015-01-23
製作者タスクオーナ
販売元KADOKAWA/角川書店
JANコード9784041017500
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

いま読んでる漫画の中で一番面白いと思ってるし最も新刊が待ち遠しいのがこの氷菓のコミカライズなのですが、8巻も此方の期待以上に面白いです。
6巻より続く「カンヤ祭」編にて「十文字」を名乗る怪盗による連続盗難事件がいよいよ本格的に動き出します。自分はアニメが切っ掛けで本作を読むようになったのでもう当然結末まで知っている訳で、タネの割れてるミステリーなんて本来楽しめないものなんですけども、本作はもう抜群に面白いのです。
タスクオーナ先生の作画がアニメ版とはまた違った味があって良いのですが、構成もホント上手いと思う。文化祭編は(アニメ同様)これまでがホータローの一人称で進行していたのに対し、古典部4人の視点から描かれるんですが、アニメ版と違ってとにかく4人の心情がモノローグで多く語られる。この、アニメ版では意図的に省略したであろう部分で、「この時、登場人物が何を考えていたか」ってところの新しい発見も見ものなんですけども、分量の多いネームを画面を破綻させずにすっきりと読ませるのはかなり上手いんじゃないでしょうか(さり気なく4人のモノローグのふきだしの形も違う)。
あとはアニメとの演出の違いで、千反田の「わたし気になります!」を大ゴマで魅せてくれるとことか、細部の違い(奇術部にやってきた福部のユーモラスな「オチ」とか)や、それと結末知った上で読んでると舌を巻くほど巧みに伏線張ってるなあとか。
原作未読なのでどこまでが漫画の功績なのかはさておき、いろんな読み方が出来て何度も再読してしまいます。次巻が待ち遠しいですな。アニメ観てストーリーはしってるからいいやって人にもお勧めできます。

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