機械学習のための確率と統計 (機械学習プロフェッショナルシリーズ) の感想
参照データ
タイトル | 機械学習のための確率と統計 (機械学習プロフェッショナルシリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 杉山 将 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061529014 |
カテゴリ | ジャンル別 » コンピュータ・IT » コンピュータサイエンス » 人工知能 |
購入者の感想
統計に関しては日本語でも数多くの優れた教科書が存在する。しかし今あえて「機械学習のための」というタイトルで本を出すからには、そこに本書の工夫があると思い購入してみた。
確かに近年の機械学習関連を学ぶのに必要な統計的知識はコンパクトにまとめてある。カバーされているトピックに関しては他のレビュアーに譲るが、それらがどのように機械学習分野で用いられているか、なぜ必要なのか、という部分は「一言も」書かれていない。これはいただけないと思う。ページ数の制限もあるのだろうが、コラムという形ででも、応用技術で実際に用いられている例を含めることができれば本書の価値は上がったはずである。例えば、ギブス・サンプリングを紹介するセクションで、わずかでも制約ボルツマンマシンとの関わりの記述を含めれば、ディープラーニングに興味のある読者の学習意欲を高められるのではないだろうか。
タイトルを変更し、「機械学習のための確率と統計 クイックリファレンス」とすれば、正しい読者の手に行き渡るはずであろう。大変厳しいレビューになってしまったが、増補版にするかタイトルの変更で評価は上がるはずである。
確かに近年の機械学習関連を学ぶのに必要な統計的知識はコンパクトにまとめてある。カバーされているトピックに関しては他のレビュアーに譲るが、それらがどのように機械学習分野で用いられているか、なぜ必要なのか、という部分は「一言も」書かれていない。これはいただけないと思う。ページ数の制限もあるのだろうが、コラムという形ででも、応用技術で実際に用いられている例を含めることができれば本書の価値は上がったはずである。例えば、ギブス・サンプリングを紹介するセクションで、わずかでも制約ボルツマンマシンとの関わりの記述を含めれば、ディープラーニングに興味のある読者の学習意欲を高められるのではないだろうか。
タイトルを変更し、「機械学習のための確率と統計 クイックリファレンス」とすれば、正しい読者の手に行き渡るはずであろう。大変厳しいレビューになってしまったが、増補版にするかタイトルの変更で評価は上がるはずである。