怪眼 (ほん怖コミックス) の感想

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参照データ

タイトル怪眼 (ほん怖コミックス)
発売日販売日未定
製作者伊藤 三巳華
販売元朝日新聞出版
JANコード9784022752765
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

エッセイ風ホラーコミックのイメージが強い伊藤さんですが
表紙の絵からも解るように、こちらは正統派ホラー漫画です。

いつもの「視えるんです」が、ほんわかムードなのに対し、
こちらは怖さがマックス。アクセル全開。
絵もそうですが、話自体に救いがないというか怖すぎます。
夜に読むのはオススメしません。

この表紙の女の子は、伊藤さんご自身の姿なのですね。
購入して読んでから「この主役は伊藤さんなんだ」
と、知りました。
架空のホラー漫画ではなく、伊藤さんご自身が体験されたことを
全力の画力で描き切っています。
(買う前は、この表紙の女の子が主人公のお話の、よくあるホラー漫画と勘違い)

とにかく絵が上手。
漫画家さんなので当たり前かもしれないけど、全てがリアル。
少女マンガっぽさはなくて、ただただリアルで繊細なタッチなだけに
余計に怖さがすぐそこに迫ってくるんでしょうね。

自殺者の霊が出るマンション、自殺者の多い踏切。
その陰に隠された事実が明るみになるのですが、これが相当怖い。
よくある「そこに留まって化けて出る」的な話や漫画ではなく、
視える伊藤さんならではで、自殺した霊の本音というか本質が判明。
これを読んだら、面白半分に噂したりなんて怖くてできなくなるのでは。
目からうろこではないけど、知りたくなかった真実という感じでした。
怖い。

呪いの話は、人間の業が引き起こす話ですが、だからこそ怖い。
呪い代行に依頼した結末は…。
恨みを買ってはいけないし、恨んでもいけない。
そう強く思いましたね。
こちらもまた迫力ある絵で、漫画なのに再現ドラマを観ているようで
すごくリアルすぎて。
「表紙にR15指定したほうが良いかもしれないな」と、冗談抜きで思いました。

よく「視えるんです」に登場されるコザクラさんも、
あちらのほんわかしたムードではなく、こちらでは本領発揮で
描かれています。

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