Manfrotto ブーム コンビブームスタンド黒 (サンドバック G100付属) 420B の感想

撮影機材は色んなものが色んな値段で出ています。

同様の機能を持つように見えるブームスタンドも安値なら数千円のものもあります。
ただ、機材ってやっぱりプロが現場で使って磨かれているものなので、どうせならちゃんとしたものを買った方がいいです。
ま、そんなことはわかっていても安値に魅かれるわけですが。

さて、ボクも半値以下の物件と迷いました。でもレビューを詳細にみると「脆弱で倒したら確実に壊れそう」とか「クランプを思い切り締め上げないと止まらないし、そうするとパイプが潰れそう」とか「ここの首フリができないとか思ってもみなかった」とか、まあ購入失敗談を結構目にするのです。やっぱりなぁ。そもそも解説に各部の可動域やなんかはちゃんと書いてないし、下手したらダボのサイズとかもちゃんと書いてないくらいですから、そのあたりは「たぶん大丈夫だろう」と勝手な思い込みで買うしかないわけですよ。じゃなきゃ面倒くさいけどメーカーに連絡して機能を確認するしかない。しかもそういうものを扱っている輸入商社って、写真機材の専門じゃないわけでどうやら問い合わせの内容に対してもちんぷんかんぷんな答えしか返って来ない様子もレビューでなんとなくわかっちゃいました。

結局、これってちゃんとしたものなら一生使えるわけだし。
と考えて、信頼のおけるブランドのものを選びました。マンフロットでこの値段はむしろ安いと思いました。

現物が手元に届いて思ったのは、本当にしっかりしているということ。
部材そのものの強度や形状的な安定度、さらに固定用のクランプねじ類の効き具合までまさに理想的。
やっぱりノーブランド物はこうは行かないだろうなぁとつくづく思いました。

全部いっぺんに揃えようと思わず、少しずつ揃えることを考えてでもプロが使うブランドを選択することを心に誓いました。

ちなみにこの商品で一番感心したのは、折りたたむ時ブーム部が変形ロボットみたいなアクションでメインパイプの中に収納できる点。それもけっこうワンタッチで。
しかもうっかり操作してしまわないようにロック付き。思わずニヤリとしました。

ブーム格納の便利さは文句なし、ハンドルロックもいい感じ。
エアークッションが装備できないのが残念ではありますが、この構造では仕方がないでしょう

わたしはこれ420Bにスチール製のアンブレラホルダー＋クリップオンストロボ(nikonSB910orSB700) で傘バン(85〜150’cmサイズ）
又はクリップオン用オパライトやソフトボックスを使用します

重量級モノブロックでのブーム使用はちょっと危険を感じますが、
クリップオン使いには最高のライトスタンドです。光を自在にもっていけます

わたしもこの価格はお値打ちだと思います。