ヴィンランド・サガ(16) (アフタヌーンKC) の感想

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参照データ

タイトルヴィンランド・サガ(16) (アフタヌーンKC)
発売日2015-06-23
製作者幸村 誠
販売元講談社
JANコード9784063880625
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

トルフィンの苦悩や生き方の模索もいいが、展開が遅かった。前巻からスピーディーになり、旅の速度もいいペース。グズリーズと一緒に中世の旅を楽しみたい。

前半はグズリーズや赤ん坊のカルリとの絡み中心ですごく明るい雰囲気で話が進みます。そんな中でもトルフィンは過去にした自分の行いや復讐の連鎖について色々考え、悩んでいるようです。そしてそんなトルフィンに対してのエイナルの思いにグッときました。そして後半もおだやかに、なんなら新たに仲間が増えるかのような雰囲気で話が進みますが、全く予想だにしてなかった展開に急変します。そのときのトルフィンの動揺っぷりに心が痛みました。クヌートとの交渉の際、あれだけメンタルの強さを見せたトルフィンが…とりあえず大至急後1ページ読みたい!!!

前巻から登場のグズリーズと表紙の赤ん坊カルリが加入して、笑いどころが多数。グズリーズは逃避行の身ですが、この辺は追う側も含めて、意外にもコメディータッチに描かれています。
新たに登場したカルリの境遇は厳しく、復讐という一つのテーマに強く絡んでいます。とは言え、まだ赤ん坊なので周りを慌てさせるばかりで、四苦八苦するトルフィンの姿が新鮮。

賑やかに話が進むかと思いきや、ラストはかなり重い展開に。グズリーズ絡みがライトに描かれ、終盤までヴィンランド・サガとは思えない位にユーモラスに溢れていたので、急転直下のシリアス展開はかなり応えました。

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