戯曲 半神 の感想
参照データ
タイトル | 戯曲 半神 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 萩尾 望都 |
販売元 | 小学館 |
JANコード | 9784093870320 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 戯曲・シナリオ » 日本 |
購入者の感想
本書には戯曲とともに、多数の写真が収められていて、それを眺めていると、
あの美しくも残酷な舞台の思い出に浸ることができる。
また巻末に、萩尾望都のエッセイと、萩尾・野田の対談が掲載されているのもうれしい。
この二人の共同作品が、どのような過程を経て創り出されていったのか、その様子を
楽しむことができる。萩尾が『1/2(マリア)+1/2(シュラ)=2/4(ふたご)』という方程式を提出し、
野田がそれを自由奔放に膨らませ展開してゆく。コラボレーションというものの醍醐味を
少しだけ味わった気にさせてくれる。
自分自身が生きるために最愛の人を犠牲にしなければならない、という主題は、
野田秀樹の作品にしばしば登場する。たとえば、高校三年の文化祭で上演したという
「ひかりごけ」(野田秀樹 (日本の演劇人)所収。またユリイカ (第33巻第7号6月臨時増刊号) 野田秀樹
所収の宮城聰エッセイ参照)、夢の遊眠社の初期作品である二万七千光年の旅。 そして「半神」。
そういう読み方を楽しんでみた。
あの美しくも残酷な舞台の思い出に浸ることができる。
また巻末に、萩尾望都のエッセイと、萩尾・野田の対談が掲載されているのもうれしい。
この二人の共同作品が、どのような過程を経て創り出されていったのか、その様子を
楽しむことができる。萩尾が『1/2(マリア)+1/2(シュラ)=2/4(ふたご)』という方程式を提出し、
野田がそれを自由奔放に膨らませ展開してゆく。コラボレーションというものの醍醐味を
少しだけ味わった気にさせてくれる。
自分自身が生きるために最愛の人を犠牲にしなければならない、という主題は、
野田秀樹の作品にしばしば登場する。たとえば、高校三年の文化祭で上演したという
「ひかりごけ」(野田秀樹 (日本の演劇人)所収。またユリイカ (第33巻第7号6月臨時増刊号) 野田秀樹
所収の宮城聰エッセイ参照)、夢の遊眠社の初期作品である二万七千光年の旅。 そして「半神」。
そういう読み方を楽しんでみた。