浄土三部経〈上〉無量寿経 (岩波文庫) の感想
参照データ
タイトル | 浄土三部経〈上〉無量寿経 (岩波文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 中村 元 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784003330616 |
カテゴリ | 人文・思想 » 宗教 » 仏教 » 仏教入門 |
購入者の感想
無量寿経(大無量寿経)は浄土真宗の根本経典とされ、「教行信証」の「教」の巻には「それ真実の教をあらはさば、すなはち大無量寿経これなり」と宣言されている。
この経典の特徴は阿弥陀如来の前身である法蔵菩薩が世自在王仏に接して感動し、48の誓願(本願)を立て、五劫というとてつもない長い間の修行の結果成仏し、極楽浄土を建立するという物語である。
ところがサンスクリット本からの翻訳では本願は47しかなく、第35願に到ってはサンスクリット本とチベット本の誓願が食い違っているので併記されている。また浄土真宗で最重視される第18願は19番目に記されている。いろんな写本が出回っていたことがよく分かり、興味深い。
中村元先生を筆頭とする東大印哲グループの翻訳は流麗で読みやすい。
この経典の特徴は阿弥陀如来の前身である法蔵菩薩が世自在王仏に接して感動し、48の誓願(本願)を立て、五劫というとてつもない長い間の修行の結果成仏し、極楽浄土を建立するという物語である。
ところがサンスクリット本からの翻訳では本願は47しかなく、第35願に到ってはサンスクリット本とチベット本の誓願が食い違っているので併記されている。また浄土真宗で最重視される第18願は19番目に記されている。いろんな写本が出回っていたことがよく分かり、興味深い。
中村元先生を筆頭とする東大印哲グループの翻訳は流麗で読みやすい。