戦国人物伝 真田幸村 (コミック版日本の歴史) の感想

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タイトル戦国人物伝 真田幸村 (コミック版日本の歴史)
発売日販売日未定
製作者すぎた とおる
販売元ポプラ社
JANコード9784591118016
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

真田幸村の伝記漫画と言えば「十勇士」が登場するものが学研のものであり、そちらはフィクション要素が強いのだが物語としては面白かった。
それ以外のものとなると見たことがない。

これは久しぶりに出された「真田幸村の伝記漫画」。
戦国時代、信州の小豪族であった真田氏は幸村の祖父である幸隆が武田信玄に従って手柄を立てた。
その子で三男の昌幸は本来なら真田家の家督を継ぐ立場ではなかったのだが、兄二人が長篠の戦い(設楽が原の戦い)で戦死したため、家督を相続した。
その長篠の戦以降武田家は落ち目で衰退の一途を辿る。信長包囲網は次々と各個撃破され、浅井家・朝倉家は滅亡。石山本願寺も和議を結び、将軍の足利義昭も追放された。

そして矛先が遂に武田家にも向いてくる。家臣たちは次々と裏切る中、昌幸は自分の居城へ勝頼を迎え入れようとするが・・・勝頼はその前に敵に追い着かれて自害。
武田家が滅亡してしまう。幸村(信繁)はまだ子供だったので戦力にはなれず、真田家は信長に臣従してかろうじて家名を保った。
だが、すぐに信長が本能寺の変で横死すると領主の不在となった甲斐・信濃国を上杉・徳川・北条の3家が奪い合う。
幸村はそんな中で越後の上杉景勝の下へ人質として送られ、景勝の参謀である「直江兼続」と親交を結ぶ。

やがて天下は信長の後を継いだ羽柴秀吉のものとなると、昌幸は素早く秀吉に臣従。
北条・上杉・徳川と目まぐるしく主君を変えて最後に秀吉に従ったわけだ。
それに合わせて幸村は景勝の下から秀吉の下へと人質に送られる。

一方、昌幸の長男で幸村の兄である信之は、徳川家康の養女・小松姫を正室に迎え、以後は徳川家との結びつきが強くなる。
幸村は後に秀吉配下の大谷吉継の娘と婚姻し、豊臣家との結び付きが強くなる。
これが後の関ヶ原の戦いでの親子の東西への断絶へと繋がっていくのである。

幸村は小田原攻めが初陣で、その後の朝鮮出兵では渡海しなかったため、次の大きな戦いが関ヶ原の戦いになる。

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