地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み: 関東(2)京王・西武・東武 の感想

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地図の魅力を伝える伝道師として、堀淳一さんがご高齢になられたので、
現役バリバリで旺盛に著作を発表されているのは、今尾恵介さん
だけになってしまった。

本書では、鉄道と地図に社史などの公刊された資料を読み解いての
分析から一歩進んで、戦前の鉄道省の許認可をめぐる文書を
『発掘』したことで、当時の申請、陳情に触れることができ、
この路線がどうしてこういうルートを取ることになったのか等、
当時の生々しい状況を知ることができるのが興味深い

本書は、白水社のホームページで連載継続中なので、
２０１５．３現在、まだ全文をネットで読むことができる。
一読して見て興味があれば、購入して見ても良いと思う