欲しい ほしい ホシイ── ヒトの本能から広告を読み解くと の感想
参照データ
タイトル | 欲しい ほしい ホシイ── ヒトの本能から広告を読み解くと |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小霜和也 |
販売元 | インプレスジャパン |
JANコード | 9784844328711 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » マーケティング・セールス » 広告・宣伝 |
購入者の感想
数多くの広告キャンペーンを率いていきた
クリエーティブディレクター、
小霜和也氏のコミュニケーション理論を
ざっくりと一冊にまとめたもの。
認知、記憶、購買、言葉、マーケティング、コミュニケーション。
各テーマにそって「ヒトの本能」を拠り所に
独自の理論が語られていきます。
(といっても、科学的な知見もちりばめられています)
なんとなくそうなっているもの、について
なるほどなーとうなずく箇所多数。例えば、
◎ 広告ストーリーは、
商品を効率よく認知させるための情報インフォメーション。
◎ コピーやCMのベクトルが商品に向っていないと「選択的無視」を起こす
◎ ミラーニューロンによって人は、模倣行動をしたがる。
◎ レトリックとは、伝達要素を圧縮するための技術。
◎ コピーとは、未来への約束。ビジュアルでは出来ない役割。
◎ コピーは80%の完成度。残り20%を受け手と商品で補完。
◎ コピーとは、企業と生活者の仲間意識を生み出すもの。
◎ 広告は「製品」に文化的遺伝子をくっつけて「商品」にするメソッド。
などなど。
一方、首を傾げてしまうところも。重箱の隅をつつくようですが、
「シャネル一着買うよりユニクロ百着買う方が気持ちいい。
生活者がお金を使う額は減っても回数が変わらなければ生活者の
気持ちよさは変わらない、これがデフレというものの正体」p177
これは???でした。シャネルとユニクロの満足度の質は異なるし、
ユニクロを買い増していくほど満足度は逓減していくはず…
ちょっとトンデモ経済学っぽいなぁと。
ま、全体を通せば、タメになる話ばかりです。
そう思わせるのは、実は内容もさることながら、
きっと著者の実績からでしょう。
著者が代表を務めている会社のwebを見れば、
どのような考えでキャンペーンを構築しているか。
とても勉強になります。(特にプレステ→XBOX)
クリエーティブディレクター、
小霜和也氏のコミュニケーション理論を
ざっくりと一冊にまとめたもの。
認知、記憶、購買、言葉、マーケティング、コミュニケーション。
各テーマにそって「ヒトの本能」を拠り所に
独自の理論が語られていきます。
(といっても、科学的な知見もちりばめられています)
なんとなくそうなっているもの、について
なるほどなーとうなずく箇所多数。例えば、
◎ 広告ストーリーは、
商品を効率よく認知させるための情報インフォメーション。
◎ コピーやCMのベクトルが商品に向っていないと「選択的無視」を起こす
◎ ミラーニューロンによって人は、模倣行動をしたがる。
◎ レトリックとは、伝達要素を圧縮するための技術。
◎ コピーとは、未来への約束。ビジュアルでは出来ない役割。
◎ コピーは80%の完成度。残り20%を受け手と商品で補完。
◎ コピーとは、企業と生活者の仲間意識を生み出すもの。
◎ 広告は「製品」に文化的遺伝子をくっつけて「商品」にするメソッド。
などなど。
一方、首を傾げてしまうところも。重箱の隅をつつくようですが、
「シャネル一着買うよりユニクロ百着買う方が気持ちいい。
生活者がお金を使う額は減っても回数が変わらなければ生活者の
気持ちよさは変わらない、これがデフレというものの正体」p177
これは???でした。シャネルとユニクロの満足度の質は異なるし、
ユニクロを買い増していくほど満足度は逓減していくはず…
ちょっとトンデモ経済学っぽいなぁと。
ま、全体を通せば、タメになる話ばかりです。
そう思わせるのは、実は内容もさることながら、
きっと著者の実績からでしょう。
著者が代表を務めている会社のwebを見れば、
どのような考えでキャンペーンを構築しているか。
とても勉強になります。(特にプレステ→XBOX)