悪人列伝 近代篇 (文春文庫) の感想
参照データ
タイトル | 悪人列伝 近代篇 (文春文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 海音寺 潮五郎 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784167135515 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 文学・評論 |
購入者の感想
近代の激動の時代に「活躍」した「悪人」の生きざまを生々しく描き出す。もちろん人間であればだれでも、聖人の面も悪人の面もあるわけだが、一般に「悪人」とされる人々が選ばれている。
膨大な資料や深い洞察を経た物語は、読み応えばっちりだ。
鳥居耀蔵などは、どんな立場や見方でも、「悪人」に間違いないだろうが、田沼意次などは近代の先駆として近年では再評価されている。「ルネサンス的」というか清濁併せのむ部分がどうしても偉い人にはある。何をもって「悪人」とするべきか、色々と考えさせられる。
膨大な資料や深い洞察を経た物語は、読み応えばっちりだ。
鳥居耀蔵などは、どんな立場や見方でも、「悪人」に間違いないだろうが、田沼意次などは近代の先駆として近年では再評価されている。「ルネサンス的」というか清濁併せのむ部分がどうしても偉い人にはある。何をもって「悪人」とするべきか、色々と考えさせられる。