敗北のない競技:僕の見たサイクルロードレース の感想

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参照データ

タイトル敗北のない競技:僕の見たサイクルロードレース
発売日販売日未定
製作者土井 雪広
販売元東京書籍
JANコード9784487808274
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

土井雪広「敗北のない競技」を読了。著者は欧州でプロロードレーサーとして活躍した自転車乗り。同じ山形の同郷ですので、名前は彼が高校時代から知っていたものです。作者の心意気というか気概が十二分に伝わってくる文章であり、素直な記述に溢れている。当然、欧州の第一線で身体を張ってきた作者だからかける部分も多い。ドーピングについても考えさせられる。禁止薬物はNGで禁止されていない薬物を使うのはOKなのか。そもそもロードレーサーは何のために、世界で一番過酷なことを行なっているのか。そこに薬物は存在する余地はあるのか。ドーピング=悪と一概に言えない感覚でした。また、ロードレースのアシストのモチベーションを知ることが出来た。作者の心の成長による文章が読んでいて心地よかった。日本人のバイク乗りなら読んで損はしない、ある意味考えさせられる一冊です。

本書を読み進め,まず最初に衝撃を受けたのは大学時代の話,土井選手がどこの大学出身なのかは調べればすぐにわかる事なのだが,書籍には大学名が一切記載されていない。なぜかというのは読めばわかるが,大学運動部で蔓延る仕来りについて考えされられた。
次に衝撃を受けたのは海外チームの本格的トレーニング内容。こちらもネタバレするので詳しくは書かないが,学生時代よりも国内チームのときよりも一層厳しく科学的なトレーニング内容に驚くばかりだった。
さらに現役選手が語る薬物についての話に驚いた。タイラーハミルトンのシークレット・レースを読んだからかも知れないが時折使われた「飛ぶように速い」という表現に妙な詮索をしてしまう自分がいた。
レースに対する姿勢。好みのレース,心境の変化など,今まで知らなかった土井選手について,淡々と力強く綴られていることに,小説のようなドラマチックな展開はないが,ドキュメンタリーとしての迫力を感じ,魅せられた。応援します!

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