ジェンダー経済格差 の感想
参照データ
タイトル | ジェンダー経済格差 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 川口 章 |
販売元 | 勁草書房 |
JANコード | 9784326503056 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 女性学 » フェミニズム |
購入者の感想
企業が女性を差別する
→企業で活躍できない女性は専業主婦となる
→片稼ぎ家庭が多くなる
→WLB政策への支持が集まらない
→WLBが貧弱な社会になり、性別分業が合理的になり、女性の離職確率が高まる
→企業が女性を差別するインセンティブが高まる
…という均衡を先行研究の検証と独自の研究で丁寧に説明した上で
年功賃金制度の見直しが進んでいる企業はWLBが充実しており、
こうした革新的企業の成長が女性差別と性別分業の均衡を揺るがす可能性を持つ
という結論(インプリケーション)に持っていく。
各章が論文に近い形式なので、一般読者は各章の「まとめ」だけ読んでもいいかもしれない。
著者が提案している情報開示などで本当に「革新的企業」が主流になっていけるのか、
結論部分はやや論拠が甘い印象も受けるが
論文の性質上、解決策に触れる必要があるのであって、そこが主張のメインではないのだろう。
→企業で活躍できない女性は専業主婦となる
→片稼ぎ家庭が多くなる
→WLB政策への支持が集まらない
→WLBが貧弱な社会になり、性別分業が合理的になり、女性の離職確率が高まる
→企業が女性を差別するインセンティブが高まる
…という均衡を先行研究の検証と独自の研究で丁寧に説明した上で
年功賃金制度の見直しが進んでいる企業はWLBが充実しており、
こうした革新的企業の成長が女性差別と性別分業の均衡を揺るがす可能性を持つ
という結論(インプリケーション)に持っていく。
各章が論文に近い形式なので、一般読者は各章の「まとめ」だけ読んでもいいかもしれない。
著者が提案している情報開示などで本当に「革新的企業」が主流になっていけるのか、
結論部分はやや論拠が甘い印象も受けるが
論文の性質上、解決策に触れる必要があるのであって、そこが主張のメインではないのだろう。