Strangers to Ourselves の感想
参照データ
タイトル | Strangers to Ourselves |
発売日 | 2015-03-17 |
アーティスト | Modest Mouse |
販売元 | Epic |
JANコード | 0888750491220 |
Disc 1 : | Strangers to Ourselves Lampshades On Fire Shit in Your Cut Pistol (A. Cunanan, Miami, FL. 1996) Ansel The Ground Walks, with Time in a Box Coyotes Pups to Dust Sugar Boats Wicked Campaign Be Brave God is an Indian and You're an Asshole The Tortoise and the Tourist The Best Room Of Course We Know |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » ロック |
購入者の感想
輸入盤を購入。紙ジャケ。歌詞カードあり。惑星を中心とした寄せ書きのような凝ったつくりです。アートワークもモデストマウスでは、最も良い出来だと思います。
アルバムにすれば8年ぶり、そうでなければ2009年のEP「No One’s First and You’re Next」、以来の最新作、モデストマウス通算6枚目のアルバムです。今回は曲ごとに別のプロデューサーを起用するなど、とても贅沢で濃厚な一枚となっています。
まず、言及しておくと、このアルバムは、This Is~/The Lonesome~/The Moon~/ の3枚に比べるべくもありません。個人的に、彼らに対する音楽像というものは僕の中では揺るがないものとなって、すでに固まってしまっている。とことん捻くれ、自暴自棄のやけぱっちで、後先のない破滅的な雰囲気とスタイルは多くのファンの行き場のない心を癒し、救ってくれました。そして彼らの直近2枚は、グラミー賞は獲るし、全米1位も記録するし、とにかく獅子奮迅の活躍でした。これを経て、オルタナロックのシンボルとなったといっても過言ではありません。
それでは今作はどうか。これといって新たなアイデアや驚くべき要素は見当たらないし、Good News~/やWe Were~/のようにひときわ目立ったトラックもない。モデストマウスのアルバムとして考えれば、まず上位ではないでしょう。しかしながら、ざらついたボーカル、キャッチーなギターリフ、花咲き誇るようなドラム、シンボリックな歌詞はまだまだ健在だし、ファンク・ヒップホップ・サイケといったありとあらゆる音楽的要素をごちゃまぜにしてもソングライティングが細部まで生きている。ファンの期待にも応え、それでいて新たなファンを音楽の旅へといざなう、愉しすぎるアルバムです。他のバンドの作品と比較するならば、満点の出来でしょう。
アルバムにすれば8年ぶり、そうでなければ2009年のEP「No One’s First and You’re Next」、以来の最新作、モデストマウス通算6枚目のアルバムです。今回は曲ごとに別のプロデューサーを起用するなど、とても贅沢で濃厚な一枚となっています。
まず、言及しておくと、このアルバムは、This Is~/The Lonesome~/The Moon~/ の3枚に比べるべくもありません。個人的に、彼らに対する音楽像というものは僕の中では揺るがないものとなって、すでに固まってしまっている。とことん捻くれ、自暴自棄のやけぱっちで、後先のない破滅的な雰囲気とスタイルは多くのファンの行き場のない心を癒し、救ってくれました。そして彼らの直近2枚は、グラミー賞は獲るし、全米1位も記録するし、とにかく獅子奮迅の活躍でした。これを経て、オルタナロックのシンボルとなったといっても過言ではありません。
それでは今作はどうか。これといって新たなアイデアや驚くべき要素は見当たらないし、Good News~/やWe Were~/のようにひときわ目立ったトラックもない。モデストマウスのアルバムとして考えれば、まず上位ではないでしょう。しかしながら、ざらついたボーカル、キャッチーなギターリフ、花咲き誇るようなドラム、シンボリックな歌詞はまだまだ健在だし、ファンク・ヒップホップ・サイケといったありとあらゆる音楽的要素をごちゃまぜにしてもソングライティングが細部まで生きている。ファンの期待にも応え、それでいて新たなファンを音楽の旅へといざなう、愉しすぎるアルバムです。他のバンドの作品と比較するならば、満点の出来でしょう。