めんどうなことなし! いちばん簡単なとうふレシピ (食べてすこやかシリーズ) の感想

毎日夕方になると料理を担当する人は（ひとり暮らしでも）、今夜のご飯は
何にしようかなぁと、仕事をしながらも思い浮かべるじゃないでしょうか。
家の冷蔵庫の中身を思い浮かべて、買い置きしている野菜や食材を組み合わせて
ひとまず主菜を考えるのが私の日課です。

その日はモーレツな猛暑だったので、帰宅してガスコンロの前に長く立ちたくないし、
冷菜ばかりでは体が冷えるなぁと献立を考えるのがおっくうになっていました。
そういう時は帰宅の途中に、本屋さんの料理本コーナーに立ち寄ります。
献立のヒントやアイデアを何かしらもらえるからです。

主菜は豆腐とイメージしていたので、手持ちの活用している奥園壽子さんの
「やっぱり 豆腐！」もしくは、大庭英子さんの「豆腐でごはん」でもよかったのですが、
作りたいものはだいたい作ってきたので、他の料理家さんのレシピが見たくなりました。
ちょうどそんなの時に手に取った本です。

私が豆腐が好きなせいもあって、料理本の中でも豆腐と書かれているものは気になります。
以前から瀬尾幸子さんの本は気にはなっていたのですが、さらりと見るだけでした。
表紙の写真がいいですよ〜　平積みされている中ですぐ目に留まりました。
昔ながらのアルマイトの両手鍋に、真四角な豆腐がでぇーんと入っているんです。

ゴテゴテと色彩過多になっている料理本の中ではすぐにキャッチできます。
帯に「とうふえらい！」と書いてあって、さらにめんどうな手間をできるだけ省いて
毎日作りたくなる簡単レシピ６７点とあります。
疲れているところに、この文句は十分に効きました。

私の基準では豆腐料理なら何でもいいってものではなくて、和食の王道定番レシピは
網羅していないとダメです。
こちらはのっけるだけのものからレパートリーを広げたい人までレシピが分かれていて、
その日はとにかく冷房で体が冷えていたので、温かいものが食べたかったのです。
P５３に見つけました！　

とうふとさば缶のキムチいため