世界の歴史人物伝 (まんが 世界を動かした人びと) の感想

一番のお勧めは科学偉人伝です。というか科学偉人伝を読んで同じシリーズで歴史もでてると知ったのでこれも読んでみました。
やはり世界史は登場人物が多いので、漫画ということもありマイナーな人物とかを期待しすぎないほうがいいです。中国史の人物などもわかりやすく表現してある代わりに、ある程度詳しい人が読むと目新しいものもあまりありません。
たとえばカール大帝はでてきますが、リチャード獅子心王やウィリアム征服王とかは登場しません。
偉人伝の中に天才軍師としての諸葛孔明がのってますが、アショカ王やスパルタクスも登場するので、やはり登場人物にイメージを持ってから歴史を学ぶと考えてる方には良い本だと思います。

偉人伝を歴史順に並べているので年表とは違うのも特徴です。
もう一つ、「政治や戦いで国を動かした人」「新しい道をきりひらいた人」「文化や芸術の発展につくした人」の３章構成なのも魅力の一つです。新しい道を〜はシャカや孔子・キリストからキング牧師などの思想家、哲学者をメインに扱ってるので、彼らを一気に知りたいという方にもお勧め。
文化のやつはイソップが紀元前６００年ごろのギリシャ人だと初めて知りました。
厚表紙で事典っぽい知的な雰囲気があるのもかっこいい。後ろにはモダンタイムスのワンシーンが載ってます。
ムロタニ・ツネ象さんの漫画は読みやすいので、対象年齢はおそらく小学生ぐらいの本書ですが大人が読んでもいいと思います（科学偉人伝は万人にマジでお勧め）。
書き忘れましたがロックフェラーやフォード、シートンやアンデルセン、芸術ではゴッホやピカソものってて勉強になる。