月をめざした二人の科学者―アポロとスプートニクの軌跡 (中公新書) の感想
参照データ
タイトル | 月をめざした二人の科学者―アポロとスプートニクの軌跡 (中公新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 的川 泰宣 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784121015662 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 工学 » 航空工学・宇宙工学 |
購入者の感想
ごく近年にも成功や、少なくない失敗を繰り返すロケットの打ち上げ。
それに50年以上前に挑み、人類の宇宙への道に先鞭をつけた二人の記録の物語です。
一方は裕福で、他方は厳しい生活から・・・などと対比される事が多い二人の一生ですが、本書の本質はそういった"人間ドラマ"には偏らなかった点でしょうか。
ブラウンとコロリョフの二人にはそれぞれ困難や、それから私生活上の喜びや悲しみがあったんだという事を糸が撚り合わされるように記されています。
情報量は少ないとも言えますが、構成も丁寧にまとまっていて、読みやすくとても面白いです。
今では宇宙へのアプローチは、巨大なシステムを感じさせ一人の人間がどうすることも出来ないスケールを感じてしまいます。
ところが昔、才能に加え努力を惜しまなかった人間が、宇宙に手を伸ばした歴史があった事、これをひしひしと感じることが出来ます。
それに50年以上前に挑み、人類の宇宙への道に先鞭をつけた二人の記録の物語です。
一方は裕福で、他方は厳しい生活から・・・などと対比される事が多い二人の一生ですが、本書の本質はそういった"人間ドラマ"には偏らなかった点でしょうか。
ブラウンとコロリョフの二人にはそれぞれ困難や、それから私生活上の喜びや悲しみがあったんだという事を糸が撚り合わされるように記されています。
情報量は少ないとも言えますが、構成も丁寧にまとまっていて、読みやすくとても面白いです。
今では宇宙へのアプローチは、巨大なシステムを感じさせ一人の人間がどうすることも出来ないスケールを感じてしまいます。
ところが昔、才能に加え努力を惜しまなかった人間が、宇宙に手を伸ばした歴史があった事、これをひしひしと感じることが出来ます。