ユリイカ 2014年6月臨時増刊号 総特集=吉野弘の世界 の感想
参照データ
タイトル | ユリイカ 2014年6月臨時増刊号 総特集=吉野弘の世界 |
発売日 | 2014-05-12 |
製作者 | 谷川俊太郎 |
販売元 | 青土社 |
JANコード | 9784791702718 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 評論・文学研究 » 雑誌・逐次刊行物 |
購入者の感想
吉野弘さんが今年(平成26年)1月に亡くなられて、その追悼特集のような編み方かと思ったが、全240頁中、関係者による文章はうちの前半50頁くらいで、あとは吉野さんの作品(詩・エッセイ・書)で占められている。
だから小難しい解説ばかりが多い有りがちな追悼版というのは勘違いで、まるで一冊の吉野さんの詩集を買ったような気分になり、この値段でなんだか得をした気分になった。
吉野さんの詩を多く知っているわけではないが、判りやすく読みやすい印象があって、「I was born」、「或る朝の」、「夕焼け」は好きな詩だ。それらを含めた代表作80編ほどが掲載されている。多くは初めて読む詩で新鮮だし、奥さんや娘さんが選んだ詩もあり、暖かみも感じられる。
スケッチやスナップ写真もあり、様々な作品によって本書で新たな世界に触れた気がする。「吉野弘の世界」というタイトルにまったく相応しい内容だ。
詳しく研究されたい方は全集のような類が必要かと思うが、ふつうに吉野さんの詩に親しみたい方なら、とくに本書は手頃でお勧めだと思う。活字の大きさも読みやすいし、保存版になります。
だから小難しい解説ばかりが多い有りがちな追悼版というのは勘違いで、まるで一冊の吉野さんの詩集を買ったような気分になり、この値段でなんだか得をした気分になった。
吉野さんの詩を多く知っているわけではないが、判りやすく読みやすい印象があって、「I was born」、「或る朝の」、「夕焼け」は好きな詩だ。それらを含めた代表作80編ほどが掲載されている。多くは初めて読む詩で新鮮だし、奥さんや娘さんが選んだ詩もあり、暖かみも感じられる。
スケッチやスナップ写真もあり、様々な作品によって本書で新たな世界に触れた気がする。「吉野弘の世界」というタイトルにまったく相応しい内容だ。
詳しく研究されたい方は全集のような類が必要かと思うが、ふつうに吉野さんの詩に親しみたい方なら、とくに本書は手頃でお勧めだと思う。活字の大きさも読みやすいし、保存版になります。