酒と涙とジキルとハイド 2枚組特別版 [DVD] の感想
参照データ
タイトル | 酒と涙とジキルとハイド 2枚組特別版 [DVD] |
発売日 | 2015-04-15 |
監督 | 三谷幸喜 |
出演 | 片岡愛之助 |
販売元 | ポニーキャニオン |
JANコード | 4988013236585 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » ステージ » 舞台・エンターテイメント |
購入者の感想
歌舞伎役者さんにはあまり興味がなかったのですが、この人にはとても興味があって劇場でみました。観客層は殆どミセスの有閑マダムといった感じです。三谷さんの演出ということもあるのだとは思いましたが、半沢直樹の金融庁検査官役など歌舞伎の特性を十分に生かした演技はとても楽しく舞台も美しく、街へお出かけには最適の催し物でした。今回もその両性具有性を生かして二面性を使う演技でしたが、それ以上に主役なのに脇役をこなす存在感が素晴らしかったです。結局ステージを支配しているのはこの人で、脇役の二人が光っていました。歌舞伎の世界はあまり知らないのですが、有吉佐和子さんの「出雲阿国」を読んでから舞台を見るととても感慨深いものがありました。この舞台では優香ちゃんがその肢体を十分活用しています。本人はまだまだ子供というエクスキューズが表現から出ているのですが、その肉体には十分な自信があるので若い綺麗な女性を鑑賞したいという欲求には十全に答えてくれています。ホリプロの集客だとオタクしか集まらないのですが、三谷氏に依頼した事で、アッパークラスの観客の嗜好に応える演技が出来ていたように思えます。もちろん阿国は女性だったのですが、当時も観客の目当ては秀でた肉体とリズムだと思いますので、少しおバカを演じて色気も正直に使う姿は観客の意識を反映しており、アクターとして集団の意識の鏡としての才能は群を抜いていたと思います。まだ能ある鷹は爪隠すではないですが、ダークな部分は隠しているようです。
愛之助さんは、歌舞伎界では管理職止まりだとするととても残念です。
優香ちゃんが差し入れを全部一人で食べたのではないかと言う噂があるのですが、そうであるならとても残念な事です。
愛之助さんは、歌舞伎界では管理職止まりだとするととても残念です。
優香ちゃんが差し入れを全部一人で食べたのではないかと言う噂があるのですが、そうであるならとても残念な事です。