医療者・研究者を動かす インセンティブプレゼンテーション の感想

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参照データ

タイトル医療者・研究者を動かす インセンティブプレゼンテーション
発売日販売日未定
製作者杉本真樹
販売元KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
JANコード9784048862189
カテゴリ » ジャンル別 » ビジネス・経済 » ビジネス実用

購入者の感想

誰もが思うことでしょうが、かと言って疑問にもしないことが医療業界にはあります。

それが、学会発表のプレゼンです。

申し訳ございませんが、あんなつまらないプレゼン(と、あえて言わせていただきます)どうしてやっているのでしょうか。

つまらないと言っても、実は素晴らしい内容であるのに、全然伝わってこないという意味です。症例発表に出てくる患者さんの姿が全然見えてきません。確かに、世の中に発表するに値するような治療効果が出ているはずなのに、なんだか難しい数値の変化や、不必要なスライド画面に埋もれてしまって、その治療がなぜその患者さんに必要であり、治療したことでその患者さんの明日にどう光をもたらすことになるのか、という肝心な点が見えてきません。

そういう発表は、次の演者に移った瞬間に忘れてしまいます。そういえば、なんかこういうテーマの発表があったなあ・・・というくらいの余韻しかありません。

筆者の杉本さんも、多かれ少なかれ同じような疑問を感じていらっしゃるようです。例えば、P.112の「記録よりも聴衆の記憶に残そう」に『(症例発表を)共有するだけが目的ならば、「論文」を読んでもらうだけで事足りるでしょう』という一節があります。学会発表の大半が、パワーポイント、もしくはポスターにたくさん文字が並んでいたり、複雑難解な表やグラフをどかんと載せて、それを上から順に読んでいくだけのものです。それならば、録画して流せばいいですし、それこそスクリーンショットだけを配布してもいいようなものです。

せっかく、様々な思いがあって治療が進んでいるはずなのに、誰のために何を伝えるかが欠けているのです。

筆者も、最初からこんなプレゼンテーションができるようになったのではなく、実例が写真とともに載っていますが、かつては「残念なプレゼン」をしていたようです。それが、渡米し、現地のプレゼンを見たり、TEDと出会ったりしたことで、どうしてプレゼンをするのか、一体プレゼンとは何か、何の目的でやっているのか、など考え、今のスタイルを創りだしたようです。

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