スタイリスト佐藤かなの 簡単に作れて、とことん使える日常着　KANA’S STANDARD の感想

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スタイリストさんが提案するソーイング本ということなので、
ボタンホールもファスナーもない簡単なつくりの大人服になります。
なのでトップスがフリーサイズのみでどれも被りタイプのものだったり、
ボトムのウエスト部分がゴム仕様だったりという具合です。
パンツのラインは太めだと感じました。
そういう意味でも伊藤まさこさんの「Robe Rouge」を少し思い出しました。
どことなくリラックス感のあるシンプルでベーシックな印象です。
キャミソールとガウンがレイアードスタイル前提な形なので好みが分れそう。
パンツとスカートは裏地つきのものもあり実用的で良いです。
著者の色使いが個性的で自分で同じ色は使わないかなと思いましたが、
作った服を取り入れた着こなしの提案もされているので
さて作ったけれど、どのように普段の服と合わせようか悩むときには参考になると思います。
リンネルで紹介されていそうなコーディネイトに近い感じです。
作り方では「なるほどPOINT」という洋裁の基本的な技術やこつの紹介があるなど
初心者にも、ある程度縫いなれている人にも作りやすいように書かれています。
気軽にソーイングを愉しみたいときに向いていると思います。

私にとって、中身も確認せず買うなんて・・・作りたい服があったらほとんど図書館で借りるのが主なのに・・・。
と迷いながらも、どうしてか「絶対に買いだぞ！」と頭の中で鳴り響いた本。
買って正解！
ただのシンプルじゃなくて、どこか魅了される・・・。
色使い、コーディネート、はつらつとした感じが心地い☆
この本を手にして私自身あまり気にしてなかったことの重要性を認識させてくれた。
「丈」です。
ブラウス丈、スカート丈、ワンピース丈と、数センチの違いによってがらりと印象が変わることを
気づかせてくれた。
「お腹が隠れる程度の・・・」とか「膝下くらいの・・・」とか適当だったけど
これからはこだわっていきたいと思いました。
上（スカーフ）から下（靴）までのコーディネート、色使いも、小さい写真ならではの
当目に見た感じが想像できるので非常に良かったです。